「中之島」の行き先表示を出した区間急行に乗車。開業初日のせいか、車内には初乗車を楽しもうという家族連れの姿が目立つ。天満橋から新線に入るものの、地下なので景色で変化を知ることは当然できない。＝なにわ橋＝大江橋＝渡辺橋＝と短時間の移動と停車を繰り返して終点の中之島駅に到着。この日ばかりはテツばかりでなく一般のお客さんも大勢車両に向かってカメラを構えている。

地下駅なのでコレといって面白いものはない…と思ったら、終点の車止めの背後にトンネル掘削機の断面がオブジェのように埋め込まれていた。私が今まで見た中では最高傑作といってもいいくらい豪華な終着点です。でも、逆に言うと、これ以上先へ線路を延ばすことはないという意思表示なのだろうか？

撮影はそこそこに、改札口を出て地上へと上がると、ちょうどリーガロイヤルホテルの前に出た。大阪では老舗の高級ホテルとして知られているが、失礼ながら少し場違いな（もちろん私自身も…）、物見遊山の人たちで賑わっていた。その隣には大阪国際会議場がある。今まで交通の便が悪くて陸の孤島のように見られていたが、中之島線が開通した今後はそのような目で見られることは減っていくのだろう。

リーガロイヤルホテルのティーラウンジでお茶する…なんていうゆとりはもちろんないので、そそくさと福島駅方向へ歩き出した。ちなみにリーガロイヤルホテルには大阪駅への無料送迎バスがある。ホテル利用者なら誰でも利用できるので、利用者のふりをして乗り込むのはアリだと思います。

なにわ筋の玉江橋を渡ると右手に新しいスポット「ほたるまち」がある。が、コレも素通りしてさらに北へ行くとJR東西線の新福島駅と阪神・福島駅の入り口が見えた。さらにその後方には大阪環状線の福島駅も視界に入る。福島駅から大阪駅まではごく近いのでさらに大阪駅まで歩いていった。中之島駅から福島まで歩いて5〜6分、大阪駅までは15分くらいで着いた。

ぜんぜん抜け道っぽくありませんね。

【中之島スタイル】
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