接続駅名 香椎線・西戸崎駅 ←→ 福岡地下鉄・中州川端/天神駅
おすすめ度 ★★(おすすめ)
利用しやすさ 西戸崎駅から渡船場まで徒歩10分。中州川端駅から博多港まで徒歩15分程度(と思われる)。博多港から博多駅方面のバスがあったようだが利用していないので詳細は不明。
地図 西戸崎駅付近> Mapionの地図を開く

接続交通手段

時刻表
・定期船(福岡市営)
船は30分〜90分毎に運行。西戸崎〜博多港・乗船時間13分。運賃:\430。

訪問日 1997年12月12日(西戸崎から博多港まで乗船)
乗車記 香椎駅で乗り換えて西戸崎へ向かう。海の中道線という愛称にふさわしく、左右に海が見えて砂州の上を走っていることがわかる。終着の西戸崎駅は石造りの新しい駅舎で、駅前には自転車が多数並んでいたが人影はほとんどなかった。ここから渡船場までは少し歩かなければならない。駅を出て左方向へまっすぐ歩いていけば渡船場に着く。私が着いたときには待合所には誰もおらず、閑散としていた。しかし、乗船時刻が近づくにつれて人が集まりだし、結局十数名くらいが乗船した。

西戸崎の桟橋
船は志賀島の方からやってきて、手早く桟橋に横付けし、乗客を乗せるとすぐに出港した。まったくバスと同じ感覚である。この船は志賀島から西戸崎を経由して博多港へ向かうので、地元の人にとっては香椎線やバスを利用して陸路を遠回りするよりも便利なのだろう。

船は旅客専用でまだ新しく、飛行機を思わせる室内できれいだった。ただしデッキに出ることはできない。この日は風が強かったこともあり、湾内でもよく揺れた。乗船時間が短いのが幸いであった。福岡ベイエリアの未来的な風景が徐々に近づいてきて博多港に到着。

博多港の船着き場はきれいに整備されており、ショッピングセンターに併設されている。朝の10時頃だったこともあり、人影はまばらだった。ここから地下鉄の駅まではそう遠くないと思い、歩いて行くことにした。しかし、案内標識などの目印がどこにも出ておらず、地図も持っていなかったので、わけも分からず歩いているうちに天神にたどり着いた。結局20分近くかかっていた。

データ 【西戸崎駅】
金印が発掘されたことで有名な志賀島への入り口にあり、周辺にはレクリエーション施設が整備されているようである。

【香椎線】
西戸崎〜宇美間・25.4qを結ぶ。博多近郊の都市通勤・通学路線のため運転本数は多い。途中の長者原駅では篠栗線と、和白駅では西鉄・宮路岳線との乗換ができる。一部の列車は博多から西戸崎まで直通している。両端が行き止まりになっており、乗りつぶし派泣かせの路線である。香椎駅を境として別々の路線のようであり、現に香椎から西戸崎までの区間については海の中道線という愛称がつけられている。

駅周辺の様子 西戸崎駅や渡船場周辺は商店が見あたらなかった。待ち時間が多くならないようにしたい。逆に、博多港側は乗り場が「ベイサイドプレイス博多埠頭」というショッピングセンターの中にあり、時間つぶしには最適である。
その他の情報
(観光情報)
【志賀島】
船で西戸崎から志賀島へ行くこともできるので、時間があれば訪れてみるとよい。路線バスも多数運行されている模様。
海の中道〜博多港間の船もあるが、こちらは行楽客向けのようで運行本数も少ない。

【博多】
大濠公園や福岡城跡を除くと古くからの名所旧跡は少ないように思うが、ホークスタウンやキャナルシティに代表される新しい都市型集客施設が次々に出現しており、街の変貌ぶりを見るだけでも楽しい。といいつつ、福岡湾を取り囲む海の中道や志賀島、能古島などの自然にも近接しており、いろいろな楽しみ方ができるところだと思う。
名物はいうまでもなく辛子明太子、博多ラーメン、それからもつ鍋も忘れずに入れておこう。