接続駅名 鹿児島本線・門司港駅 ←→ 山陽本線・下関駅
おすすめ度 ★★★(超おすすめ!)
利用しやすさ 船、バス共に本数が多いので接続は良い。
地図 門司港駅付近> Mapionの地図を開く

接続交通手段

時刻表
・定期船(関門汽船)
約30分ごとに運航。所要5分。運賃:\270

・バス(サンデン交通)
下関−唐戸間 日中は区間便多数あり。所要10分弱。運賃:\190

訪問日 2001年1月3日(門司港から唐戸まで乗船。運賃:\270)

大牟田1333発−(4340M快速)→小倉1535着/1537発−(158M)→門司港1550着/1610発−(関門汽船)→唐戸1615着/1620発−(サンデン交通)→下関1630着/1719発−(690M)→広島2103着

乗車記 門司港駅舎
鹿児島本線は盲腸線である、ということを頭では理解していてもなんだか意外な印象を受ける。現在の門司−門司港駅間は関門トンネルで山陽本線につながっている「本線」とは別の支線のようになっている。しかし、あの立派な門司港の駅舎を見ると、やはりここが九州の玄関口なんだと納得してしまう。

門司港を訪れるのはこれが2回目です。前回は下関から船で渡ったのですが今回は逆ルートで門司港から渡ってみることにした。ホームに降り立つと、この駅独特の威厳のようなものを感じる。この雰囲気がたまらなくいい。最近あちこちにできている小奇麗なターミナル駅には逆立ちしても出せない味がある。前回は無かった自動改札機が設置されていることを除けば往時の姿に変わりはない。ただ、玄関に掛かっている看板には「祝21世紀」と書いてある。なんでだろう?
関門汽船の高速船
駅舎の写真を数枚収めてから桟橋へ向かう。駅のすぐ先に関門海峡が横たわっている。桟橋の辺りは以前とは雰囲気が変わったようで、乗り場の建物が新しく造られたようである。自動券売機で切符を購入し、すぐ出港の船に駆け込んだ。

進行方向右手には関門橋が見える。本州と九州を結ぶこの橋ができたのは1973年のことで、鉄道トンネルの開通(1942年)から31年も後のことである。全長は1,068mあり、海峡のシンボルとなっている。船はエンジンを唸らせながら、流れの速い海峡をものともせずわずか5分で対岸の唐戸桟橋に到着した。かつての関門連絡船はこんなに速くはなかっただろうから、少々あっけない気もする。

唐戸桟橋のすぐそばを国道9号線が通っており、バス停もある。各方面からのバスが唐戸経由で下関駅へ向かうので本数は多い。待ち時間無しで下関駅行きのバスに乗りこんだ。10分もかからずに下関駅へ到着。トンネルを通るよりも遠回りですが、旅の充実感は折り紙つきです。

データ 【門司港駅】
明治24年(1891)4月1日に門司駅として開業。昭和17年(1942)11月15日に関門海底トンネル開業すると門司港駅に改名された。駅舎は国の重要文化財に指定されており、昔の駅のたたずまいを目の当たりにすることができる。しかもそれが現在も機能しているということにちょっとした感動を覚える。
駅周辺の様子 【門司港駅】
駅構内にしゃぶしゃぶの店「沙舞館」があり、手軽な値段でランチを楽しむことができます。駅そのものが博物館みたいなものですから、調度品や洗面所の金具に至るまでノスタルジックな雰囲気を堪能することができます。駅前の通りを渡るとすぐ目の前に関門海峡が横たわっています。唐戸行きの船の乗り場まで徒歩2分です。

【唐戸港】
港のすぐそばにバス停があります。下関−唐戸間は日中であれば10分に1本くらいのバスが運行されています。近くに旧英国領事館があります。

【下関駅】
広い構内が往時を偲ばせる。今も本州最西端のターミナルであることに代わりはありませんが、九州そして大陸への玄関口だった頃の華やかさは失われました。昔の名残なのか、寝台特急あさかぜは下関が起終着駅です。駅前にシーモールというショッピングセンターがあり、ダイエーと大丸が営業しています。

その他の情報
(観光情報)
【関門人道トンネル】
関門海峡を渡るルートとしてもう一つ有名なのが関門人道トンネルです。国道トンネルの真下に位置し、地上とはエレベーターでつながっています。歩行者は無料で通行できます。門司側の入り口は和布刈神社のそばにあります。私はまだ利用したことが無いのでこれ以上は説明できません。あしからず。

【サンデン交通ホームページ】
路線バスの時刻表はまだないようです。
http://www.ymg.urban.ne.jp/home/sd/