接続駅名 宇野線・宇野駅 ←→ 予讃線・高松駅/琴電・高松築港駅
おすすめ度 ★★★(超おすすめ!)
利用しやすさ フェリーは運航本数が多く運賃も安い。高松駅から宇野駅まで所要2時間程度見込んでおけば狙った列車に乗り継げます。
地図 宇野駅付近> Mapionの地図を開く

接続交通手段

時刻表

・フェリー(宇高国道フェリー/四国フェリー/本四フェリー)
所要65分、運賃\390。

全国版大型時刻表に掲載有り
昼間の運航間隔−宇高国道フェリー:約30分ごと、四国フェリー:約35分ごと、本四フェリー:約48分ごと。
終夜運航しています。

訪問日 2000年9月10日(高松から宇野まで乗船)

琴電琴平1442発−(琴電琴平線)→高松築港1541着−(徒歩4分)→JR高松駅−(徒歩10分)→高松港1628発→(宇高国道フェリー)→1733着→(徒歩10分)→宇野1758発→(宇野線 1672M)→茶屋町1821着/1826発→(1546M)→岡山1847着・・・

乗車記 私は宇高連絡船に乗ったことがなかった。昔の帰省ラッシュのTVニュースでは、高松に到着した連絡船から四国各地へ向かう列車に乗り継ぐ人の波が写されるのが定番だった。しかし、瀬戸大橋の開通でそういう映像は見られなくなった。とはいうものの、高松と宇野を結ぶ船がすべて廃止されたわけではない。瀬戸大橋の高い通行料を嫌ってフェリーを利用するトラックなどの需要があるらしく、今もフェリーが頻繁に行き交っている。

高松駅から高松港へ向かう。4分ほど歩くと広い交差点にぶつかる。道を隔てて琴電・高松築港駅があり、その奥には高松城跡の玉藻公園がある。左手にはもう港が見える。手前から県営高松桟橋、四国フェリー、本四フェリー、宇高国道フェリーの乗り場がある。宇野までは前記3社のフェリーが運航しており、3社合わせると1時間に4〜5本の便があることになる。運賃も同一であるが切符は共通ではないのですぐ出発の便に飛び乗るという芸当はできない。というわけで運航本数の多い宇高国道フェリーの乗り場へ向かう。高松駅、宇野駅ともに乗り場が他社よりも一番遠くに位置しているのが難点だが、29分間隔で運航しているので待ち時間が少なくて済む。歩く距離を減らしたいのであれば他の2社の便を利用すれば良い。

自動券売機で切符を買い、缶ジュースを開けて待っていると船がゆっくりと接岸した。わずか10分の間に乗客と車両を入れ替える。間に合うのか心配したが、時刻表より5分遅れで出港した。おそらく、元から遅れていたのだろう。思ったよりも小さな船で船室の後ろ半分はオープンデッキになっていてテレビゲーム機が多数設置されていた(雨のときはカバーを掛けるのだろうか?)。天気は快晴で海と空のブルーと島の木々のグリーンが美しい。島が多いので船窓風景は退屈しない。宇野港へ近づくと遠方に瀬戸大橋の姿が見えた。短時間ではあるが、なかなか風光明媚な船旅を楽しむことができる。

宇野駅・外観
日が傾いて西日が強くなり出した頃、宇野港へ到着した。船を降りると岡山駅行きのバスが止まっていて、それに乗り継ぐ人が多いようだった。宇野駅への案内標識が出ていなかったが、だいたい見当はついていたので岸壁沿いの道を北へ向かう。交差点にぶつかったら右折してしばらく歩くと宇野駅に到着する。徒歩10分程度である。宇野駅から高松へ向かう場合は乗り場が近い四国フェリーか本四フェリーを選ぶのが得策でしょう。

宇野駅の駅舎はテーマパークにありそうなメルヘン調の建物が新調されていた。かつては宇高連絡船への乗換え客で賑わったであろうこの駅も、一面のプラットホームを持つだけの小ぢんまりとした構成に変わっている。天井の高いエントランスがターミナルとしての威厳をわずかに誇示している。

データ 【宇野線】
岡山−宇野 32.8km、所要約50分。本四備讃線の開業により岡山−茶屋町間は本四連絡の重要路線となったが、いまだに単線のままで列車増発のネックとなっている。茶屋町−宇野間は本四連絡の機能を事実上失い、普通列車のみ運行される通勤通学路線と化している。
駅周辺の様子 【宇野駅/宇野港】
写真参照。駅の近くにコンビニと本屋があった。駅を出て正面に四国フェリーと本四フェリーの乗り場がある。徒歩で3、4分。約300m。宇高国道フェリーの乗り場は駅から700mくらい離れており、徒歩で10分ほどかかる。

【高松港(宇高国道フェリー)】
小さな待合室と食堂がある。29分間隔で運航されているので待ち時間を持て余すことはない。

その他の情報
(観光情報)
【宇高国道フェリー・ホームページ】
http://www.utaka.co.jp/

【四国フェリー株式会社・ホームページ】
http://shikokuferry.com/