接続駅名 | 下北交通・大畑駅 ←→ 江差線・七重浜駅/函館本線・函館駅 |
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おすすめ度 | ★★★ (超おすすめ!)
【追記】 |
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利用しやすさ | 大間港での接続は要注意。フェリーは夏と冬でダイヤが変わります。ひとつ間違うと身動きが取れなくなってしまうので事前に十分確認しておきましょう。 | |
地図 | 根田内バス停付近> Mapionの地図を開く | |
接続交通手段
時刻表 |
・路線バス(下北交通) 大畑駅〜根田内バス停。所要約1時間10分。運賃 約\1,500 【追記】 根田内バス停の手前にフェリー乗場前バス停が新設されています。 下北駅〜フェリー乗場前。所要約2時間。運賃 \2,050 http://www.0175.co.jp/s/ ・フェリー(津軽海峡フェリー) ・路線バス(函館バス) ・市電(函館市交通局) |
訪問日 | 2000年4月21日(大畑駅から大間港、函館港、五稜郭公園前経由で函館駅まで乗車。運賃:\3,000位) 下北1129発−(下北交通 7D)→大畑1159着/1235発−(下北交通・バス)→根田内1343着−(徒歩(フルダッシュ))→大間港1345着/1350発−(東日本フェリー)→函館港1530着/フェリー前1557発−(函館市交通局・バス)→五稜郭公園前−(市電)→函館駅前1700頃着 |
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乗車記 | この乗り継ぎはすでに利用された方も多いと思います。本州最北の地から函館へ渡るというのも旅情をかき立てます。このルートの落とし穴は、大間港の最寄りのバス停が根田内であるという点です。このバス停は大間よりも先に位置し、なおかつフェリー乗り場から離れているので、乗り継ぎ時間に余裕がないときはかなり焦ります。今回の私がそうだったのですが。 【追記】 根田内バス停の手前にフェリー乗場前バス停が新設されています。 左の写真は大畑駅に停車中のキハ85です。下北交通は途中の行き違い設備はなく、同じ車両が往復している。 下北交通の列車で大畑駅までやってきた。次の佐井行きのバスは30分後の12時35分発である。昼食をとりたかったのだが、駅周辺には食堂が見当たらない。駅前にスーパーがあったので覗いてみたが、これといって食欲をそそるものもなく、朝食の残りのパンでしのぐことにした。きっと、次に乗るフェリーの中に軽食コーナーぐらいはあるだろう。 佐井行きのバスに乗り込む。すぐに峠を登り始め、峠を超えると海岸沿いの道を走りつづける。途中、下風呂温泉の旅館街に入る。“風呂”と“温泉”とはいかにも・・・という地名である。公衆浴場もあるようなので時間が有れば立ち寄ってみたかった。バスは定刻通り運転されているようで、途中時間調整のために停車していた。気になるのは根田内の到着時刻である。時刻表では大間着1338、フェリーは大間発1350。12分しかない。もしこのフェリーを逃すと今日の函館行きのフェリーはない。もう1本前のバスに乗れたらよかったのだが、それだと下北交通の列車との接続が悪く、仕方なく避けたのだった。 本州最北端の大間崎の前を通過し、大間1338着。定刻通りである。焦りがつのるが、バスは狭い道路をゆっくりと走っていく。バスの前方にフェリーの姿が見えた。1343根田内着。無情にもバス停はフェリー乗り場から離れていた。運賃を払うのももどかしく、金額があっているのかどうだか確かめもせずに運賃箱に放り込んでフェリーの方へ走る。スーツ姿で両肩にカバンを下げているので走りづらい。フェリー乗り場の窓口へ駆け込み、「間に合いますか?」と尋ねると、車がないのであればOKということで、滑り込みセーフ。乗船名簿を記入し、切符を購入してそばにいたおじさん(多分係員だろう)に渡して船へと走った。 私が乗り込むとすぐにハッチが閉まって、岸壁から離れた。私は息が落着くまでデッキのベンチに座っていた。船内に入り2等船室のじゅうたんの上で横になった。空腹のことも忘れ、しばし睡眠をとった。次に気がつくと船窓に函館山が見えた。すでに函館港内に入っていて、接岸の準備をしていた。車両が下船した後に一般乗客は下船するとの事でしばらく待たされた。 下船し、バス停へ駆け寄る。北斗交通と函館市営のバス停があるが、北斗交通のバスは函館駅行きだが本数が少なすぎて使えない。函館市営バスの方は1時間に1本の割合で運転されていて利用しやすい。こちらは函館駅へは行かないものの、五稜郭前を通るので、市電に乗りかえれば函館市内の移動は問題ない。どうしてもバスを待っていられないのであれば七重浜駅まで歩くという手もある。徒歩15分。 函館駅に着いたのは17時になろうとしている頃だった。空腹を満たすため、駅でそばをすする。やっぱり旅先の駅で食うそばが一番うまいね。 |
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データ | 【下北交通】 下北−大畑間18.0kmを結ぶ。1日10往復が運転されている。旧国鉄大畑線を地元の下北バスが引き継いだ第三セクターの鉄道会社である。下北から田名部まではむつ市の市街地を走るが、田名部を過ぎるととたんに山越えの区間に入り、人家も乏しくなってくる。山を越えて大畑が近づいてくると家並みが見えてくるが、鉄道利用とは結びついていないようである。大畑−田名部(むつBC)間は同じ下北交通のバスが多数運行されており、利便性ではバスに軍配が上がる。本州最北の鉄道がいつまで存続するか予断を許さない状況である。→下北交通は2001年3月31日をもって廃止されました。 |
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駅周辺の様子 | 【大畑駅】 本州最北端の駅である。駅前にはバスのロータリーとスーパーがあり、周辺は住宅地になっていてあまり最北の地という印象は受けない。 【大間港】 【函館港】 |
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その他の情報 (観光情報) |
【東日本フェリー・ホームページ】 時刻表あり。夏季と冬季でダイヤが変わるので注意が必要。 http://www.higashinihon-ferry.co.jp/index.html |