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福岡大回り乗車の最長コースを乗ってきた! 見どころと気を付けたい点をレクチャーします

 2019/08/12 モデルコース
この記事は約 9 分で読めます。 1,226 Views

2019年8月5日に福岡近郊区間の大回り乗車をしてきました。JR九州らしい見どころがたくさんあって、非常に楽しめました。おすすめしたい見どころと気を付けるべきポイントについて、乗車体験記を交えてレクチャーします。

福岡大回り乗車の基本をおさらい

福岡近郊区間の範囲

まずはじめに、下の図で福岡近郊区間の範囲を確認しておきましょう。

この範囲内で完結する、同じ駅を2回通らない一筆書きのコースであれば、最短経路の運賃で乗車することができます。

福岡近郊区間の図

福岡大回り乗車で山陽・九州新幹線は乗れません

山陽・九州新幹線は福岡近郊区間に含まれないため、新幹線特急券を買っても大回り乗車で乗ることができません。

ただし、博多南線(博多~博多南)は、特急券を追加することで乗れます。

少々紛らわしいですが、お間違えの無いようにご注意ください。

福岡大回り乗車で在来線の特急列車に乗れます

在来線の特急列車は、特急券を購入することで乗車できます。

乗車コースと特急の停車駅に注意して、福岡近郊区間からはみ出さないように利用しましょう。

主に下記の特急列車に乗車できます。

  • 特急きらめき(博多~門司港)
  • 特急ソニック(博多~小倉)
  • 特急かいおう(博多~直方)
  • 特急かもめ・みどり・ハウステンボス・ゆふ(博多~二日市~鳥栖)
  • ゆふいんの森(博多~鳥栖)

福岡大回り乗車の最長コース

今回は博多駅発⇒吉塚駅行き、福岡大回り乗車の最長コースに挑みます。

乗車距離は166.8km。この距離の通常運賃は3,240円相当になります。

※図は「ハイパーダイヤ」の検索結果で、2019年8月5日の列車時刻です。

出発から到着まで5時間少々ですから、最長コースと言っても気軽にトライできます。

しかもその短い時間内に、JR九州のバラエティ豊かな列車たちや、炭鉱で栄えた筑豊の風景を楽しめるのです。

なので、福岡県在住者だけでなく、他県からの旅行や、出張ついでの乗りテツにもおすすめします。

福岡大回り乗車体験記

この記事は2019年8月5日時点のものです。

同じコースを乗車される場合は、必ず最新の運賃、列車時刻をご確認ください。

スタートの博多駅でゆふいんの森に遭遇

博多駅で160円のきっぷを買って、10時30分発の快速荒木行きで大回り乗車の旅をスタート。

その直前に同じホームから特急ゆふいんの森が発車します。

まだ乗ったことがない「ゆふいんの森」。見られただけでもうれしい。

隣りのホームには「白いソニック」が到着。

在来線特急が元気なJR九州らしい光景が楽しすぎ!

事前に調べておけば、あの豪華寝台列車「ななつ星 in 九州」にも出会えることでしょう。

原田駅から昭和なキハ40の旅

「はらだ」ではなくて「はるだ」。

九州には独特な読み方の駅名が結構あります。

ここで筑豊本線に乗り換え。

原田から桂川までの区間は「原田線」という愛称がついているものの、1日にわずか8往復が運行されているに過ぎません。


原田線の0番ホームには、懐かしいキハ40が待っていました。

懐かしいと言ってしまいましたが、ここでは立派に現役です。

緑色のサボには「DC-40」という表記。

4人掛けのボックス席が並ぶ車内は、かつての標準的な配列。

冷房がついているものの、効きはイマイチ。

年季が入った扇風機が全力で頑張っています。

非電化単線の原田線の下を、西鉄天神大牟田線の列車が走り去っていきました。

筑前山家駅で見逃せない古い車両

これも珍しい読み方の駅名=筑前山家(ちくぜんやまえ)。

なんの変哲もない田舎の駅ですが、気になるものが駅の奥に見えます。


ホームから少し離れたところに、西鉄福岡市内線500形の車両が保存されているのです。

大回り乗車でなければ、すぐそばまで見に行きたいのですが・・・(上の写真は列車内から撮影)。

桂川駅に地元色豊かな売店があります

「かつらがわ」ではなくて「けいせん」。

ホームにちょっと変わった売店があります。

豆大福の看板が気になります。

店の前に日本酒の瓶がズラリと並んでいます。

次の列車まで5分しかありませんが、せっかくなので店内へ。

町の雑貨屋さんといった風情のお店で、和菓子からお酒まで、一通りのものが所狭しと並んでいます。

豆大福が名物で、普通のお餅とよもぎ餅があります。1個130円。

よもぎの豆大福(2個入り260円)を買ってみました。

あんこがギッシリ詰まっていて、ひとつでもおなかにズッシリきます(笑)

白い粉がたっぷりついているので、車内で食べるときは飛び散らないように気をつけましょう。

私はズボンが粉まみれになりました(苦笑

福北ゆたか線で新飯塚へ

篠栗線、筑豊本線というより、福北ゆたか線の名前が定着しているのでしょう。

博多へ直通する快速列車や、力士の名が付いた特急かいおうも走っています。

桂川から複線電化の福北ゆたか線を快走。

813系電車は冷房もしっかり効いていて快適でしたが、わずか10分で新飯塚駅に到着。

新飯塚駅で後藤寺線に乗り換え

福北ゆたか線と後藤寺線が接続する新飯塚駅には売店がありません。

後藤寺線で再びキハ40に乗車。冷房は、やっぱり効いていません(汗;

後藤寺線は、福北ゆたか線と日田彦山線をつなぐ格好の短い路線ですが、後藤寺線があるおかげで福岡大回り乗車の経路が大きく広がります。

車窓には、巨大な工場が間近に見えるところがあります。

田川後藤寺駅で一時間の大休止

ここまで短い乗り換え時間で効率よく来れましたが、田川後藤寺駅で一時間の乗り換え待ち。

平成筑豊鉄道も接続するターミナル駅ですが、改札内に売店はありません。

待ち時間に写真撮影で暇つぶし。平成筑豊鉄道の黄色い車両。

平成筑豊鉄道の車両その2。

留置されていたキハ40。

ここだけ時代が違うみたい。


日田彦山線の添田行きの列車。

本来なら久大本線の日田まで行くはずですが、平成29年豪雨で被災したため、添田~日田間はバス代行輸送となっています。

日田彦山線で田川後藤寺から西小倉駅へ

運行本数が多いわけではありませんが、カラーモニターの行先表示板が備えられています。

13時11分発の小倉行きに乗車。


田川伊田駅の近くに、今は石炭博物館になっている炭鉱の煙突が見えます。

田川市は、「月が~出た出~た~」の炭坑節の発祥地なんだそうです。

香春(かわら)駅近くのセメント工場。

石灰石の採掘で削り取られて、白い地肌が露出している山があちこちに見えます。

気になる駅名・日田彦山線の採銅所駅


そのものズバリの駅名、採銅所。

その名の通り、古来よりこの付近で銅の採掘がおこなわれており、かつては採銅所村という村が存在していました。

城野駅で日豊本線と合流して、ほどなく西小倉駅に到着です。

小倉駅の手前の西小倉駅で乗り換え

西小倉駅で博多方面の列車に乗り換えます。

小倉まで行って折り返すと西小倉~小倉が重複乗車となり、ルール違反になります。

西小倉駅の改札内に売店はありません。

鹿児島本線を西へ

乗り換え待ち6分で、14時18分発の久留米行きの快速に乗車。

旅は終盤に入りましたが、博多駅を出て4時間ほどしか経っていないので、体力的にはまだまだ余裕な感じです。

駅名に名残をとどめるスペースワールド。

遊園地は跡形もなく消えていました。

折尾駅には今も駅弁の立ち売りがあります。

売り子のおじさんが手持ち無沙汰げにホームに立っているのが見えて、買いに行けばよかったと後悔。

まだまだ余裕と言っておきながら、冷房が効いている車内で、つい眠気に襲われる。

今どこかな?と思ったら、もう香椎駅だった。あわてて香椎線の宇美行きに乗り換えた。

長者原経由でゴールの吉塚駅へ

大回り乗車の距離を延ばすために、香椎線と篠栗線(福北ゆたか線)を乗り継いで吉塚駅へ向かいます。

香椎線の車両は「DENCHA」の愛称の蓄電池電車、BEC819系。

「DENCHA]は、”D”UAL “EN”ERGY “CHA”RGE TRAINの頭文字だそうです。凝ったネーミングですね。

床面にはQRコードを模した模様が並んでいるのが面白い。

試しにスマホで読み取ってみましたが、認識不可でした(笑)

どうせならJR九州のサイトにでも飛ばせばいいのに。

縁起が良さそうな駅名、長者原。

香椎線(高架)と福北ゆたか線(地上)が交差しているところに長者原駅があります。

この旅の最終ランナーは博多行きの快速列車。

言うまでもないですが、博多まで行ってしまうとアウトです。

ゴールの吉塚駅に到着。

時刻はまだ15時半で、最長コースの割りにはあっという間だったという印象。

そして最後の関門。

160円のきっぷを自動改札機に通したら「時間超過」のエラーが表示されました。

有人改札で「大回り乗車してました」と告げて、5時間の旅が無事終了しました。

小倉駅・門司港駅・鳥栖駅発の大回り乗車もできます

上記のモデルコースは博多駅発でしたが、福岡近郊区間内の駅であれば、どの駅を出発・到着駅にしても構いません。

リニューアルされた門司港駅を見物したあと、門司港駅発の大回り乗車をすることだってできます。

熊本、佐賀方面からならば、鳥栖駅発の大回りも可能です。

福岡近郊区間の路線図をじっくり眺めて、どんなコースが取れるかよく検討してみてください。

福岡近郊区間の図

大回り乗車で博多南線に乗車してみよう!

博多南線は大回り乗車で乗れます。

特急券が必要ですが、新幹線車両に乗れるのは魅力です。

博多南線は行き止まりの路線なので、博多南駅が出発駅または最終到着駅になるコースを計画すればOKです。

福岡大回り乗車のまとめ

福岡大回り乗車でおすすめのポイント

  • 福岡大回り乗車は最長コースでも5時間程度。半日で満喫できる。
  • JR九州のバラエティ豊かな車両を見たり乗ったりできる。
  • 大都市近郊区間で駅弁立ち売りが見られるのは折尾駅だけ。

福岡大回り乗車で気を付けるべきポイント

  • エキナカの売店は博多・小倉・桂川駅などごくわずか。
  • 山陽・九州新幹線は利用できない。
  • 小倉~西小倉を重複乗車しないように注意。
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溝口光徳

溝口光徳

2004年にJR全線完全乗車を達成した「乗り鉄」でありながら、大回り乗車をはじめたのは2012年のこと。理由は「大回り乗車のことをよくわかっていなかった」。大回り乗車初体験で「こんなに楽しいならもっと早くしておけばよかった!」と後悔。大回り乗車を知らない多くの人にその素晴らしさを知ってもらいたくて、ブログ「JR大回り乗車ガイド」を開設。「JR大回り乗車ガイドブック」の提供やメールマガジンの配信、大回り乗車体験会の開催などで、大回り乗車の”布教”に力を入れている。