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新興航空会社のスカイマーク機で神戸空港から鹿児島へ

 2011/02/13 乗り尽くし紀行
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九州新幹線・全線開業まであと一か月。

昨日、2月12日には一番列車の指定席が15秒で売り切れたとか。この手のニュースは毎度のことなので驚くほどでもないけれど、関心の高さを示すバロメーターとして欠かせない風物詩だろう。関西でもテレビや新聞記事に取り上げられることが多くなり、祝賀ムードが盛り上がってきている。

そんな中、全く無関係ですが、先日2月4日から7日まで法事のため鹿児島へ帰省してきた。しかも移動手段は飛行機。神戸空港からスカイマークで鹿児島へ行くことにした。神戸空港を利用するのは初めてだしスカイマークも初めて。初体験は何事もワクワクする。

2011年2月4日(金)
スカイマーク135便
神戸空港 14:15発--→鹿児島空港 15:20着

三宮駅から神戸空港までポートライナーを利用。ポートライナーに乗るのは私が小学4年生だった1981年開催のポートピア博覧会以来!気が遠くなるくらい昔の話だなー。今回、空港開業に伴って延伸された市民広場駅から神戸空港駅までの区間を乗り潰したので再び完乗達成だ。

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駅の改札と空港の出発ロビーは同じ階でつながっていて便利だ。チェックインカウンターはANAとスカイマークの2社しかないので迷うこともない。スカイマークのカウンターでこの日の朝にネット予約したチケットを受け取る。正規の普通運賃が12,800(※)。ANAだったら26,800(伊丹~鹿児島)。ANAの看板の安心感があるとはいえ、往復してお釣りがくるほどの価格差は大きすぎよう。

(※搭乗月日により価格は変動します。早期予約の前割を使えば8000円台から購入できる場合があります)

平日の昼間ということもあり出発ロビーは閑散としていて、空港職員もみやげ物屋の店員もあくびが出そうなくらいヒマそうだ。神戸らしいみやげ物はないかと物色したが特に目を引くものはなく、「南京町・神戸肉まん」と銘打たれた品を一つと機内で昼食にしようと柿の葉寿司を買いこんで保安検査を通過した。

ボーイング737-800型機は通路が中央に1本、その両側に3列シートで計177の座席があるそうだが、今日は6割くらいの搭乗率だろうか。旅行客風の中高年の他に、意外にも背広姿のビジネス客も多い。キャビンアテンダント(CA)は全員女性ではあったけれど黒っぽいウィンドブレーカーのような羽織モノを着ていてまるで警備員のようないでたちだ。制服のコストも削ったのだろうかと邪推する。機内で飲み物のサービスはもちろん無く、市販の飲料を「100円で販売しています」とアナウンスしていた。オーディオサービスもなければブランド品の機内販売もない。だからといってサービスが悪いと憤慨することもない。運賃相応だと思うし、これまでが過剰サービスだっただけだから。

西向きに離陸。海岸線に沿って一直線に高度を上げていく。眼下に明石海峡大橋、瀬戸内の島々、しまなみ海道の複数の橋を視認できた。そうそう!昼食の柿の葉寿司を食べなければ。わずか一時間のフライトは座っているだけでも慌ただしい。

雲海の上を飛んでいる間に食事を終えて、再び雲間に目を凝らす。海の上から島ではなく広い陸にさしかかった。大分あたりだろうか。山しか見えないので位置が特定できない。次第に山の高いところには白いものが目立つようになってきた。そして、明らかに他の山並みとはちがう、絶壁がまーるく円弧を描くように連なっているのが見えた。「阿蘇だ…」 教科書で見た挿し絵そのままに、クレーターのようなカルデラの様子がよくわかった。

綿蒲団のように雲が厚くなってきて眺望が再び遮られた。どこを飛んでいるのかわからなくなったが、そろそろ鹿児島県上空だろう。徐々に雲が切れてきた。大きく左旋回すると右手に桜島の姿がはっきりと見えた。空からこんなにきれいに見えたのは初めてかもしれない。錦江湾の一番奥まで進むと国分あたりだろう。屋根に”京セラ”と大書きされた工場群が見える。

台地の上にある鹿児島空港の周りは名産の溝辺茶の茶畑が広がる。ランディング。のんびりとした田舎の風景に緊張がほどけていく。呆気ないほど短時間のつまらない移動…と思っていたが、「空から日本を見てみよう」みたいな空中散歩を楽しめたのは想定外の収穫だった。

神戸空港が開港した時に、「無駄な公共事業。必要性のない空港だ」とこのブログに書き込んだ。

開港から5年。利用客数が予測を大きく下回り、赤字が膨らみ続けている事実は、私を含む多くの人が危惧した通りの結果になっている。ただ、そのおかげでというのもヘンだが、スカイマークのような格安航空会社が神戸を拠点空港として活用する動きがある。単純に喜んではいられないが、一利用者としては、使えるものはどんどん利用して、そこから神戸空港の活性化の糸口が見つかればいいと思うのだが…。

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ライター紹介 ライター一覧

溝口光徳

溝口光徳

1971年1月生まれ、大阪府在住の鉄ちゃんです。少ない休日に一つでも多くの鉄道路線に乗る方法として、いわゆる盲腸線(行き止まりの路線)の終点からバスや船を利用して他の路線につなぐ「抜け道探し」に夢中になり、いつしか「抜け道探し」とその踏破が旅の主目的に。
1999年にウェブサイト『終着駅のない旅』を開設。2004年にJR全線完全乗車達成。現在はJR以外の鉄道全線完乗を目指して活動中。2016年からJR全線乗りつぶし・2周目を開始。