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#乗りつぶし 第3日 予讃線・予土線・土讃線・徳島線

 2016/02/08 乗り尽くし紀行
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JR乗りつぶし旅、2回目の遠征は四国を選んだ。1月は私の誕生月なので、バースデイきっぷを使ってオトクにJR四国を乗り尽くす魂胆である。

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今回のコース

今回はバースデイきっぷを利用しての2泊3日の旅である。フェリー泊を含む1日目の旅程は以下の通り。

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オレンジフェリー・大阪南港→東予港

2016年1月8日金曜日。新年最初の一週間の勤務を終えて自宅に帰ると、すぐに旅装を整えて家を出た。今夜は大阪南港と愛媛県の東予港を結ぶオレンジフェリーで一夜を明かすことにしている。ニュートラムのフェリーターミナル駅に着いたのは21時を少し過ぎたころだった。通常であれば20時から乗船して船内でくつろぐことができるのだが、この日はドックダイヤということで21時半から乗船開始。22時出港の予定となっていた。

大阪南港フェリーターミナル・オレンジフェリー窓口

窓口で切符を買うときに「船内のレストランは開いてますか?」と聞いてみたら、営業しているという返事で安堵した。船内で食事をするのが楽しみだったし、船で入浴するつもりで風呂も入らずに来たのだった。

二等指定の雑魚寝席の壁にコートを掛けてからレストランへ。貴重品が入っているリュックは携行した。この日はレストランも短縮営業のため、品ぞろえは少ないようだった。そんな中からカレーライスとハムサラダと生ビールを注文して精一杯ゼイタクしてみた。各500円位で1500円でお釣りが来た。うどんなどの麺類や唐揚げなどの定食メニューもあった。値段は市中の食事処と比べても割高感はなくて、良心的だと感じた。

時計の針は10時を過ぎているが、船が動き出す気配はない。結局25分遅れで出港となった。到着時刻の遅れが気になるが、アナウンスによると定刻の6時に到着するという。

食事のあとは、こちらもお楽しみの入浴タイムだ。財布やスマートフォンなどの貴重品をフロントに預けるべきか迷ったが、脱衣所のロッカーが鍵付きだったのでそこに入れておいた。浴室は思った以上に広くてきれいだった。大きな浴槽と本格的なサウナも備えられていた。

それ以上に面白かったのは、浴室の窓から外が見えること。湯船に浸かりながら、遠くの街の明かりや灯台の明かりがゆっくりと後方に流れていくのを眺めるのは不思議な感覚だ。列車ではできない体験である。

体の芯まで温まってから船室に戻った。しかし船内は暖房がしっかり効いているのでむしろ暑いくらい。私は半袖Tシャツ1枚で毛布にくるまって寝たが、朝まで寒いと感じることはなかった。冬に船の旅というのは寒そうなイメージがあったのだが、まったくの認識不足だった。冬こそ船が暖かくてお勧めである。

二等指定の6号室は定員28名に対して半分くらいの乗船率だった。小学生くらいの子供連れの家族や、おじいちゃんおばあちゃんが同行しているグループもあったが、騒がしい人がいなかったのは幸いだった。単身の乗船者は出港早々に横になって寝息を立てていた。

オレンジフェリーの二等指定の室内

二等指定で一人に割り当てられているのは、枕1個と幅約60cm、長さ約180cmのマット1枚、そして薄手の毛布が一枚である。フロントに申し出れば厚手の毛布を借りることもできるようだ。

23時を過ぎると減灯となった。私もいつの間にか眠っていた。

自然に目が覚めて、「よく寝たー」と思って時計を見たらまだ4時だった。フルフラットで眠れるのは本当にラクだ。5時半に朝一番の船内放送があり、起床を促される。レストランでは朝食の提供が始まったようである。洋定食と和定食があり、各670円。食べたかったが、今朝は特別な朝食を予約しているのでここはガマン。

定刻6時に東予港に接岸し、下船。冬の朝はまだ明ける気配もなくて真っ暗だった。東予港からは今治駅、新居浜駅、壬生川駅、そしてJR松山駅行の連絡バスが出ていて、すべて6時20分発となっている。これを逃すと7時発の壬生川行きのみとなる。JR松山駅行以外のバスは無料で利用できるのだが、私は事前に予約していたJR松山駅行に乗り込んだ。ここから伊予鉄道の横河原駅にダイレクトアクセスしたいがためである。

フェリー連絡バス・東予港→伊予鉄道・横河原

6時20分になるとバスが一斉に発車していく。どのバスも半分くらいの席が埋まっている感じで、フェリーの徒歩客が結構いるのだとわかる。私が乗るJR松山行のバスは横河原に7時ちょうど、道後温泉に7時26分、終点のJR松山駅には7時56分の到着予定となっている。東予港から横河原までの運賃は1,030円である。

車両は観光バスタイプで有料の値打ちはある。と思ったが、車内が寒くてしようがない。バスの発車まで扉が開いてたからそのせいかと思ったが、発車後も一向に暖かくならない。たまらず窓の上部にあるエアコンの吹き出し口に手を当ててみると風が出ていない。よくみると吹き出し口の開閉が「閉」になっているではないか。「開」にすると「待ってました」とばかりに温風があふれ出てきた。

いよ小松インターから松山自動車道に入った。予讃線が海沿いに今治、伊予北条を経由して松山に向かうのに対して、高速道路は中山川に沿う小松街道ルートで一直線に松山まで延びている。長いトンネルをいくつか出入りしているうちに、徐々に空が白んできた。

横河原バス停

川内インターで一般道に降りてまもなく、横河原バス停に定刻通り到着。ここで降りたのは私一人だった。伊予鉄道の横河原駅はこのバス停のそばにはなく、5分ほど歩かなければならない。駅を指す案内標識が見当たらず少し不安になったが、今はスマートフォンのGPSで現在地を確認できるので道に迷うことはない。早朝の静かな街並みを歩いていくと横河原駅に到着した。

伊予鉄道・横河原→大手町

工事中の横河原駅ホーム

横河原の駅舎は建て替えの真っ最中で、プレハブの仮駅舎で営業していた。工事中のフェンスの向こうに木組みの骨格だけの建物が見える。7時25分発の高浜行は3両編成なのだが、工事のためホームは1両分しかなく、終点寄りの1両だけ扉が開けられていた。

土曜日の朝にしては乗客が多い。ローカル私鉄らしくこまめに駅があって、松山市駅に近づくにつれてどんどん増えてきた。橋の上にホームがある石手川公園を過ぎると伊予鉄道の大ターミナル・松山市駅。私はその次の駅、大手町で下車した。

大手町駅の平面交差

ここは高浜線と市内線の線路が十字に平面交差することで有名な場所だが、それ目当てではなく、JR松山駅に歩いていくためにここで降りただけである。大手町駅からJR松山駅まで200mほどだから、市内電車を待つよりも歩いた方が早い。8時10分、松山駅に到着。ここからようやく「バースデイきっぷ」の出番である。(続く)

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ライター紹介 ライター一覧

溝口光徳

溝口光徳

1971年1月生まれ、大阪府在住の鉄ちゃんです。少ない休日に一つでも多くの鉄道路線に乗る方法として、いわゆる盲腸線(行き止まりの路線)の終点からバスや船を利用して他の路線につなぐ「抜け道探し」に夢中になり、いつしか「抜け道探し」とその踏破が旅の主目的に。
1999年にウェブサイト『終着駅のない旅』を開設。2004年にJR全線完全乗車達成。現在はJR以外の鉄道全線完乗を目指して活動中。2016年からJR全線乗りつぶし・2周目を開始。