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子連れ家族旅行で伊勢志摩へ行くなら近鉄の観光特急「しまかぜ」がおすすめの理由6つ

 2017/08/05 旅のノウハウ 近畿
この記事は約 16 分で読めます。 611 Views

小さい子どもがいる場合、旅行の移動手段に何を選ぶか悩ましいですよね。マイカーがあれば便利ですが、運転手は疲れますし、渋滞に巻き込まれたらトイレで困ることもあります。新幹線や特急列車を使えばその問題は解消しますが、周りの乗客に迷惑をかけないように気を遣わねばならず、パパママは旅行を楽しむどころではありません。そこでおすすめしたいのが近鉄の観光特急しまかぜです。私たち家族の乗車レポートと合わせて解説します。

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近鉄の観光特急しまかぜとは

「しまかぜ」は2013年3月に運行を開始した、近鉄史上最高級の特急列車です。

座席はすべてプレミアムシートで、観光特急にふさわしくカフェ車両も連結しており、「乗ること自体が楽しみとなる鉄道の旅」を演出しています。

大和西大寺駅に入線するしまかぜ

「しまかぜ」の名前の由来は、志摩に吹く爽やかな風をイメージしたものだそうです。

大阪難波、京都、名古屋と伊勢志摩(伊勢市、宇治山田、鳥羽、鵜方、賢島)をそれぞれ毎日1往復(一部運休日あり)していますが、非常に人気が高く、チケットの入手が困難な列車となっています。

これだけだと他の観光列車とあまり変わりませんが、子連れ家族旅行におすすめのポイントをこれから説明します。

「しまかぜ」を子連れ家族旅行におすすめする理由

男の子に大人気のかっこいい列車

「しまかぜ」は電車好きの男の子に大人気のあこがれの列車です。特に近鉄沿線では絶大な知名度を誇ります。

新幹線のような流線型ではないものの、精悍なフロントマスクで、停車駅では記念撮影をしている親子連れが目立ちます。

あなたのお子さんもきっと、乗る前から大はしゃぎすること間違いなしです。

パパママがくつろげる上質な車内で旅行気分が盛り上がる

子どもは外観のかっこよさにひかれますが、パパママにとっては豪華でくつろげる車内が魅力的でしょう。

座席はすべて2列+1列のゆったりしたシート配置で、電動リクライニングや読書灯を備えています。

車外から見たしまかぜの3列シート

アイボリーの色合いがやさしい本革シートでリラックスできます。

迫力ある前面展望が見られる

しまかぜ自慢の前面展望

しまかぜの先頭車は前面が大きなガラス張りで、開放的な前面展望が自慢です。

最前列の席に座れば、さながら運転士気分を味わえます。

先頭車の最前列の席を予約できればベストですが、運転室の後ろで景色を見るのは自由ですので、ぜひ子どもを先頭車に連れて行ってあげましょう。

和風個室・洋風個室とサロン席がある

しまかぜには「グループ席車両」と呼ばれる車両があり、2つの個室と3つのサロン席があります。小さな子供連れにはとてもありがたい設備です。

しかも同じ車両にトイレがあるので、急な「おしっこ~!」にも慌てずに済みますよ!

和風個室

しまかぜの和風個室

掘りごたつ風の4人席です。

まわりはカーペット敷きとなっているので、バスタオルを敷いて乳幼児を寝かせたりおむつ替えをするのに便利です。

個室なので、ブラインドを下ろせば授乳も気兼ねなくすることができますね。

3名以上で予約できます。

洋風個室

しまかぜの洋風個室

窓側を向いたソファーが並ぶ洋風個室です。

ソファーの反対側には小さなテーブルとテレビモニターが備えられています。

テレビモニターの表示は壁にある操作パネルで切り替えることができます。

テレビ放送(BS)、音楽、観光案内のビデオ、現在地を表示する地図のほか…

列車の前面展望、後方展望を映し出すこともできます。

これさえあれば先頭車まで行かなくても走行シーンを楽しめます。

室内にはシャープのプラズマクラスター空気清浄機もあるので、感染症が心配なパパママも安心です。

3名以上で予約できます。

個室の利用料金

和風個室・洋風個室は個室料金が必要ですが、1室あたりプラス1,030円で利用できます。

ただし、3名または4名での予約が必要ですので、パパママと6歳未満の子どもで利用する場合でも、子ども1人分の乗車券・特急券・しまかぜ特別料金を支払わなければなりません。

パパママと6歳未満の子どもが2人の場合は、子ども1人分のきっぷがあればOKです。

サロン席

 

完全な個室ではありませんが、6人掛けのサロン席が3つあります。

隣りの席とはパーティションで仕切られているだけなので完全な防音は期待できませんが、一般席と比べると十分に落ち着く空間になっています。

サロン席は4名以上で予約できます。本来は6名席なので、4名利用ならかなりゆったりと席を利用できるのでおすすめです。

しかも、サロン席は追加料金不要なのでおトクです。

カフェ車両がある

子どもがじっと座っていられなくなったらカフェ車両へ連れて行ってあげましょう。

しまかぜのカフェ車両の1階席

しまかぜには2階建てのカフェ車両があり、眺望が楽しめる2階席、または、ローアングルの車窓がおもしろい1階席で、軽食やスイーツをいただくことができます。

カフェ車両にはケーキのショーケースまであります

大阪発着のしまかぜには「シェラトン都ホテル大阪」「お菓子職人おとべ」
京都発着のしまかぜには「京都北山マールブランシュ」「お菓子職人おとべ」
名古屋発着のしまかぜには「お菓子職人おとべ」

のスイーツが用意されています。

甘いものに目がないママもうれしいですね。

カフェのメニュー(お食事・お弁当)

しまかぜの人気メニュー「海の幸ピラフ」

海の幸ピラフ 1,340円
松阪牛カレー 1,340円
うな重 1,700円
あおさとカキのにゅう麺 900円
サンドイッチセット 680円
伊勢海老風味 みそ汁 260円
しまかぜ弁当 1,240円
三重尾鷲の押し寿司 1,080円
スイーツセット 1,000円
しまかぜ バニラアイスクリーム 400円

価格は2017年8月現在のものです

しまかぜ バニラアイスクリーム

困ったときに頼りになる専属アテンダント

しまかぜには専属のアテンダントが乗務して旅行中のお世話をしてくれます。

通常の特急列車だと乗務員の数が少なくて、聞きたいことがあってもすぐに捕まらないことがありますが、しまかぜなら安心です。

心配なことがあれば事前に伝えておくとスムーズに対応してもらえます。列車発車後は忙しくなるので早めに伝えておきたいですね。

しまかぜの楽しみ方 ~ 私たち家族の乗車記

鉄道好きのパパ(私)と、鉄道にそれほどこだわりがないママと娘二人(2歳と5歳)の家族4人で、しまかぜの洋風個室に乗って賢島へ行ってきました。

列車での家族旅行は「まわりの人に気を遣うから」と敬遠していたママに、「今回は絶対大丈夫だから」と説得して連れ出しました。

さて、その結果はいかに?

子連れ家族旅行の参考になると思いますので、その時の模様を詳しくレポートさせていただきます。

出発地は京都駅

洋風個室のソファーに大興奮

近鉄京都駅に入線してきたしまかぜにさっそく乗車。ドアの前で出迎えてくれた女性のアテンダントさんに洋風個室に案内していただきます。これだけでも特別待遇っぽくてうれしくなりました。

部屋に入るやいなや、ママも子どもたちも「うわ~、すご~い!」

しまかぜの洋風個室

子どもたちはソファーの上でピョンピョン飛び跳ねます。

「危ないからやめなさい!」

怒っているけど声は笑ってます。

なぜかトランプ大会スタート

京都を発車するとすぐに車掌さんがやってきてきっぷを確認。

子どもたちの興奮が収まって来たかと思ったら「ババ抜きしよう!」の声。

娘たちがハマっているババ抜きをやることに。

「なぜ今ここで!?」

と思ったけれど、クルマの中や一般座席だと家族そろってトランプなんてできないもんね。

これも個室ならではの楽しみ方といえそうです。

昼食はルームサービスで海の幸ピラフ

お昼には少し早いけれど、ルームサービスで昼食をとることにします。

室内にある呼び鈴を押すと、アテンダントさんが注文を取りに来てくれました。

注文したのはしまかぜ名物の「海の幸ピラフ」。と、生ビール。

運転しなくていいってサイコー!(笑)

ママは「しまかぜ弁当」を注文。いろいろな味を楽しめるのがGoodです。

家族みんなでソファーでゴロゴロ

窓の外は青空が広がるいいお天気。

窓の外を眺めている娘

ぽっかり浮かんだ雲が少しずつ流れていくのをぼんやり眺めます。

おなかが満たされた子どもたちはソファーでゴロン。

つられてパパとママもゴロン。大人が寝るにはさすがに狭いですが…(笑)

カフェ車両でスイーツを満喫

京都を出発して2時間で伊勢市に到着。宇治山田、鳥羽で降りる人が多いようで、身支度をはじめる人が目につきだします。

カフェ車両がすいてきたようなので、このタイミングで家族みんなでカフェへ移動。

長女はショーケースに大好きないちごのケーキを見つけて目がキラキラ☆ となると、買ってあげないわけにはいかんよね~。

いちごのショートケーキとバニラアイスクリームを食べてごきげんのふたり。

もう賢島!?もっと乗っていたいなあ(笑)

動くカフェの車窓に鳥羽の海が見えてきました。

個室に戻って降りる支度をしていると、まもなく終点の賢島駅に到着しました。

京都から2時間40分。決して近くないはずだけど、なんだか早かったなあ。

そう感じたのは私だけではなかったみたい。

ママや娘たちがめずらしく、「もっと乗っていたかったなあ」と言ってくれたのは、鉄道好きパパとして正直うれしかったです。

賢島駅に並んだ歴代特急列車

今回の旅の利用金額

往路(京都→賢島)はしまかぜ、復路(賢島→大阪難波)は伊勢志摩ライナーのサロンシート(4人席)を利用。

大人2名、子ども2名(2歳と5歳)で乗車。

3名以上でないと予約ができないしまかぜの個室と伊勢志摩ライナーのサロン席を利用するため、子供料金を1名分追加しました(通常6歳未満は無料)。

伊勢神宮参拝きっぷ 大人6,600円×2人・子ども3,300円×1人
しまかぜ特別料金 1,030円×3人
個室料金 1室1,030円
合計 20,620円

家族旅行におすすめのしまかぜの個室を高確率で予約する方法

このように、近鉄の観光特急しまかぜには個室やカフェ車両などがあり、移動中の車内でも退屈しない設備が充実しているので子連れ家族旅行におすすめです。

問題は、人気列車ゆえに予約が取りづらいこと。

特に、2部屋しかない個室は発売開始直後を狙わないとなかなかゲットできません。

といいつつ、私は一発で「平日の京都発、賢島行きの洋風個室」を予約できました。その方法を以下で述べます。

どのしまかぜが予約を取りやすいか調べる

しまかぜの予約はたいてい次の順に埋まっていきます。

  1. 大阪難波発または名古屋発のしまかぜ
  2. 京都発のしまかぜ
  3. 伊勢志摩から大阪難波行きまたは名古屋行きのしまかぜ
  4. 伊勢志摩から京都行きのしまかぜ

当然のことながら、休日、休日の前日、平日の順で予約が早く埋まっていきます。

ということは、この逆を読んで列車を選べば、予約できる可能性が高くなります。

つまり、一番予約を取りやすいと思われるのは、平日の伊勢志摩から京都行きのしまかぜです。

もし、大阪難波発着のきっぷがなかなか取れないのであれば、京都発着で予約すれば取れるかもしれません。

賢島駅の改札前にあった「残席のお知らせ」

発売開始直後に予約する

予約する列車と日時が決まったらいよいよ予約です。

近鉄の特急券の発売日は、乗車日の1か月前(前の月の同じ日)の10時30分からです。

駅の窓口に並んで買うことができますが、順番待ちをしているあいだに売り切れてしまう可能性が大と言わざるを得ません。

一番確実なのはインターネット予約の利用です。

近鉄のインターネット予約を利用する

携帯電話かスマートフォンをお持ちであれば、どこにいても特急券をインターネット予約できます。

事前に近鉄のインターネット予約・発売サービスに会員登録しておきましょう。

会員登録ができたら、練習として本命ではない列車の予約を購入直前まで行って画面の動きを覚えておくと、本番でとまどわずに済みます。

本命の列車の発売開始日になったら、数分前にログインしておき、10時30分になったタイミングで予約を開始してください。

フライングするとエラーになり、処理をやり直さなければならないので要注意です。

これらのことをすれば、高確率で個室を予約できるはずです。ご健闘を祈ります!

乗車券を購入する

インターネット予約で購入できるのは特急券だけですので、乗車券を別途購入する必要があります。

通常料金で乗車券を購入すると以下の金額になります。

大阪難波~鳥羽 往復4,080円
大阪難波~賢島 往復4,620円
京都~鳥羽 往復4,560円
京都~賢島 往復5,060円
名古屋~鳥羽 往復3,420円
名古屋~賢島 往復3,940円

近鉄週末フリーパスを利用する

金土日または土日月のあいだに旅行されるのであれば、近鉄全線が乗り放題になる「近鉄週末フリーパス」の利用がおトクです。

「近鉄週末フリーパス」を乗車券代わりに使うことができますよ。

大人4,100円、子ども(6~12歳)2,050円です。

近鉄全線が乗り降り自由なので、立ち寄り観光に便利です。

前売りのみで旅行当日の購入はできませんのでご注意ください。

近鉄の特急券発売駅の窓口のほか、近畿日本ツーリストグループの主要支店・営業所でも購入できます。

伊勢神宮参拝きっぷを利用する

「伊勢神宮参拝きっぷ」は、大阪難波、京都、近鉄名古屋などから伊勢志摩まで往復近鉄特急を利用でき、指定エリアの近鉄電車、三重交通バスが3日間乗り放題になるおトクなきっぷです。

前売りのみで旅行当日の購入はできませんのでご注意ください。

関西発
(大阪難波・京都・近鉄奈良などから)
大人6,600円・子ども3,300円
東海発
(近鉄名古屋~近鉄蟹江から)
大人5,900円・子ども2,950円

乗車券と特急券がセットになっていますが、しまかぜ特別料金と個室料金は別途支払う必要があります。

問題は、インターネット予約で先に特急券・しまかぜ特別料金・個室料金を購入(クレジットカード決済)してから、後日窓口で伊勢神宮参拝きっぷを購入する場合の手続きです。

前述の私の家族旅行ではこの「伊勢神宮参拝きっぷ」を利用しました。

近鉄の特急券発売窓口に出向いて事情を説明し、予約を取り消さずに伊勢神宮参拝きっぷに変更してもらいましたが、発券に20分くらいかかりました。

まわりゃんせを利用する

「まわりゃんせ」は、大阪難波、京都、近鉄名古屋などから伊勢志摩まで往復近鉄特急を利用でき、指定エリアの近鉄電車、三重交通バスなどが4日間乗り放題になるおトクなきっぷです(しまかぜ特別料金、個室料金は別途必要)。

それだけでなく、志摩スペイン村パルケエスパーニャや鳥羽水族館などの観光施設も追加料金なしで利用できるので、伊勢志摩エリアでガッツリ遊びたいファミリーには超おすすめです!

大人9,800円、子ども(6~12歳)5,300円です。

前売りのみで旅行当日の購入はできませんのでご注意ください。

伊勢神宮参拝きっぷと同様に、乗車券と特急券がセットになっているため、インターネット予約後に「まわりゃんせ」に変更する場合は特急券発売窓口で手続きが必要です。

賢島駅に停車中の「しまかぜ」と「つどい」

もっとカンタンにしまかぜを予約する方法

上記の方法で個室を予約できる可能性は高くなりますが、それでも忙しかったりして難しいという人もいらっしゃると思います。

個室にこだわらないのであれば、旅行会社が発売しているツアーを利用することで、しまかぜだけでなく宿泊の予約も一度に取ることができて便利です。

例えば近鉄グループのクラブツーリズムのツアーを見てみると、往復しまかぜ利用のツアーだけでなく、片道はしまかぜ利用でもう片道はクラブツーリズムの専用列車「かぎろひ」を利用するプランも選べます。

日帰りプランもありますので、しまかぜ乗車と伊勢神宮参拝などを手軽に楽しむこともできますね。

どんなツアーがあるか、クラブツーリズム 鉄道の旅のページでご覧になってはいかがでしょうか。

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ライター紹介 ライター一覧

溝口光徳

溝口光徳

1971年1月生まれ、大阪府在住の鉄ちゃんです。少ない休日に一つでも多くの鉄道路線に乗る方法として、いわゆる盲腸線(行き止まりの路線)の終点からバスや船を利用して他の路線につなぐ「抜け道探し」に夢中になり、いつしか「抜け道探し」とその踏破が旅の主目的に。
1999年にウェブサイト『終着駅のない旅』を開設。2004年にJR全線完全乗車達成。現在はJR以外の鉄道全線完乗を目指して活動中。2016年からJR全線乗りつぶし・2周目を開始。