「終着駅はこうなっている」

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『レールの果てにある、全70駅の「いま」を追う』というサブタイトルに魅かれて、かつて訪れた終着駅の現況を知りたいとこの本を購入したのだが、初っぱなの稚内駅の写真がすでに古い。「おやっ!?」と思ったがそれは私の早合点だった。まえがきにちゃんと、平成10年から24年に取材したものであると書いてあった。

あとがきを読むと、もともとは「終着駅を訪ねる」というタイトルで連載していた記事を加筆し単行本化したものだそうだ。「いま」をこの1,2年と捉えるか、長い歴史の中の近年と捉えるか。私は前者を想像したのだけれど…、紛らわしいタイトルは避けてほしかったなあ。

それはそれとして、全国の主な盲腸線の終着駅を70駅も取り上げている意欲作ではある。各駅の「観光度」「哀愁度」「到達困難度」を星の数(★★★★★)で評価しているのは私の「終着駅のない旅」の乗り継ぎガイドと同じ趣向だ。不思議と考えることが似てしまうのだろうか。

ただ、紙幅の都合だろうか、ひと駅当たりの文章と写真が少なくて物足りない感じがした。少ない文章の半分はその終着駅を含む路線の紹介になっており、肝心の終着駅の情景や情報がわずかだったのは惜しいところだ。何を残し、何を削るか。著者の葛藤が思い浮かぶ。

要するに私の期待が過剰だっただけで、純粋に「終着駅ってどんなところだろう」という興味を抱いている方にはちょうどいい本であることは間違いない。乗りテツの方は「終着駅カタログ」として気になった駅をめくって読まれるといいでしょう。

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