鉄道趣味で人生を豊かに! 溝口駅長です。
今日は「素人が講師に呼ばれる方法」をお話します。
鉄道旅行の趣味人が講師をしています
5年前から、大阪府高齢者大学校というところで年に数回、鉄道旅行をテーマにした講義をさせてもらっています。
鉄道ガイド、大回り乗車の専門家として登壇しており、本当にありがたく思っています。
そもそも何で、こんな講演活動をしているのか。自分でも不思議に思うことがあります。
「大学教授」のような特別な肩書きがあるだけでもない「ただの電車好きなオッチャン」が講師に呼ばれるなんて、謎ですよね。
考えてみると、こうして講演できるのは、ずっと鉄道関係のブログで情報発信してきたおかげだなと感じています。
会社勤めしていた時から、かれこれ20年以上も鉄道趣味のブログをコツコツ続けているのですが、そのブログをご覧になった方から「よかったら講師をしてくれませんか?」を声をかけてもらえました。
初めて講師をしたのが今から10年くらい前。
素人講師でしたが、一生懸命にネタを作って、精一杯話しました。
来てくれた方から「楽しかったです」という声を聞いて、「私なんかでも講師ができるんだ」という自信がつきました。
それまでは人前でしゃべるのは大の苦手でしたから、講師なんて絶対イヤだと思ってました。
けれど、自分が好きなことだったらしゃべれることに気づいて、今では講師をするのを楽しみにしています。
自分の魅力に自分では気づかない
何がきっかけで、苦手が得意に変わるかわからないものです。
私が変われたのは、ブログで情報発信を続けたことでした。
現代はブログ、SNS、YouTubeで誰もが簡単に情報発信できます。
自分のこだわりや好きなことを Twitterでつぶやいたり、インスタグラムで写真投稿を続けてたら、「この人
○○に詳しそうだな」ということで声がかかることは珍しくありません。
ラーメンの食べ歩きが趣味なら、ラーメンの画像を上げ続けていればラーメンの専門家になることも可能です。
言うまでもないですが、数回投稿しただけでは無理ですよ。コツコツ継続が大事です。
「別に講師なんてしたくない。」
「情報発信なんて面倒くさい。」
そう思われる方もいるでしょう。
もちろん無理してやる必要はありませんが、自分の可能性を狭めるのはもったいないと思いませんか?
講師をやるメリット
講師を引き受ける以上は、ちゃんとしゃべらないといけない。
皆さんの役に立つ内容を話すために、自分の知識を再整理して、足りないところは調べ直して補強します。
大変だと思われるかもしれませんが、これが意外と楽しいのです。好きなことをもっと深く知れるのですから。
毎年話すテーマでも、より良い内容にしようと資料を作り直しています。
今日、講義するテーマは今回で3回目ですが、毎回ちょっとずつ内容が変わってきています。
すべては受講生のため。そして、自分自身が納得して最高の講義をするためです。
情報発信で人生が変わるかも
繰り返しますが、情報発信は大事です。
「でも、自分が情報発信することなんて何もない。」という声もあるでしょう。
でもね、何十年も生きてきて、特にこだわってることとか好きなものであれば、他人よりも自分の方が詳しいことって何かしらあるはずです。
専門家の肩書きがなくても、情報発信さえしていれば、この人詳しそうだなって見てもらえます。
そういえば、私は今まで一度も学歴とか職歴とか聞かれたことありません。履歴書を出してと言われたこともないですね。
高度な専門テーマだと、○○大学卒とか所属団体の肩書きがないと格好がつかないかもしれませんが、趣味の話だとそこまで求められません。
なので、自分には話す資格がないなんて萎縮する必要はございません。堂々と振る舞えばいいんです。
自分のリミッターを外そう
講師を経験したことで、私の意識が大きく変わりました。こんな自分でもできるんだって自信がついたので、活動の幅も広がりましたね。
乗りテツ旅行会というサークルを作ったり、ライブ配信を始めたり。
50過ぎのオッサンがよくやってるなと、我ながら思います。
年齢は関係ないです。もう若くないなんていうのは、ただの言い訳ですよ!
70でも80でも、やる気さえあればできます。
自作自演でOK
情報発信を頑張ったけど、まったくお呼びがかからなかったらどうするか?
自分で勝手に「○○の専門家」を名乗って活動すればいいです。
私も最初はそうでした。
自分で近所にある貸し会議室を借りて、鉄道関係の講義しまーす!ってブログで呼びかけたら、何人か来てくれました。
何十人もは来ないですけど、それでも来てくれる人がいるっていうのがわかったので、続けてこれました。
今ならオンラインでできますから、場所を借りる必要すらありません。
私がやってるみたいに、ライブ配信のソフトを使ったり、Facebookであれば「ライブ配信」というボタンをポチッと押せばすぐにでもライブ配信できます。
もちろん、1回目から盛況とはいきませんよ。最初はひとりも見てないのが当然なんで。見られなくて当然と思って始めてみましょう。
それでも続けていれば、ちょっとずつ、ちょっとずつ。1人が2人、3人、4人と増えていくものです。
このライブ配信も、毎日のように見てくれる方がいらっしゃってありがたいですが、続けているから見てくれてるんだろうなと思います。
2、3ヶ月に1回しかやってなかったら、いつやるかわからないし、わざわざ見ようと思わないですよね。
そんなものですので、軽い気持ちでやってみたらいかがでしょう。
学ぶ意欲があるのは素晴らしい
今日、講義にうかがう大阪府高齢者大学校は、その名の通り、ご高齢の方がたくさんおられます。
学ぶ意欲が持って来られる方が、たくさんいるのは素晴らしいと思います。
私が講義するのは「鉄道を学び旅を楽しむ科」という素敵な学科です。そのほかには、外国語を学んだり、パソコンを学ん
だり、いろいろな歴史を学ぶコースもあります。
そして、学校の中で交流があったりして、本当に意欲さえあれば年齢は関係ないと感じました。
興味と好奇心があれば、いくらでも学ぶことなんてありますから。
大阪以外にも、そういう学び舎が各地にあるようです。興味がある方はぜひ調べて参加されてはいかがでしょうか。
ということで、今回は「素人が講師に呼ばれる方法」をお話ししました。