仙台近郊区間の大回り乗車に挑戦!雪深い陸羽東線・奥羽本線・仙山線の車窓を楽しむ旅

大阪在住の筆者が仙台近郊区間の大回り乗車に初挑戦しました。時間の都合で最長コースではありませんが、冬の東北らしい雪深い景色を堪能してきました。

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目次

仙台近郊区間の大回り乗車の注意点

食料は事前調達すべし!

仙台近郊区間の駅では、エキナカに売店や飲食店がほぼまったくありません。

東北の玄関口と言える仙台駅でさえ、在来線のエキナカ店舗はごくわずかですので、食料の事前調達が必須です。

改札外にある駅弁屋・祭には、東北の有名駅弁が並んでいました。

在来線の改札内には駅弁の売店がないので、買うならここです。

駅弁にこだわらないのであれば、駅地下のエスパルの食品売り場でお弁当やパン、サンドイッチなどを買うのもいいでしょう。

仙台駅在来線のエキナカ店舗

首都圏でエキナカに力を入れているJR東日本ですが、仙台駅は需要が少ないとみたのか、エキナカ店舗は数えるほどです。

立ちそば処・杜(もり)

改札内にある立ちそば処・杜(もり)。だしの香りが鼻をくすぐります。

寒い日はここで胃を温めたいですね。

コンビニ・NewDays

改札内にある、おなじみのコンビニ・NewDays

冬の寒さ対策は徹底的に

もし冬に大回り乗車を決行するのであれば、寒さ対策は厳重にしましょう。

列車の中は暖房がしっかり効いていることが多いですが、事故などで運悪く車内に閉じ込められたり、暖房が止まったりしたら大変です。

そこまででなくても、寒風のなか、駅のホームで乗換え待ちするのは短時間でもつらいです。

使い捨てカイロを用意したり、保温が効く水筒に温かい飲み物をいれておくと安心ですよ!

仙台近郊区間・大回り乗車体験記

仙台駅から東北本線を北上

1月の平日。小雪がちらつくなか、仙台駅にやってきました。

第一走者は一ノ関行きの普通列車。小牛田まで乗ります。

通勤するサラリーマンの姿もチラホラありますが、閑散とした社内。

市街地を離れると、景色が徐々に白くなってきました。

小牛田駅に到着。

「必死の、うとうと。」が笑える。

小牛田で乗り換え、陸羽西線で新庄へ

小牛田駅始発の新庄行きは2両編成のディーゼルカー。

新幹線と接続する古川までは、荷物を抱えた乗客が多く乗っていました。

陸羽西線の中核駅・鳴子温泉。

普段は普通列車しか走らない陸羽西線ですが、話題の豪華寝台列車・トランスイート四季島が鳴子温泉までやってきたことで注目を集めました。

鳴子温泉で小牛田行きの列車と行き違い。

車内は見事にカラッポ。

鳴子温泉を出ると、雪がどんどん深くなり、一駅となりの中山平温泉は大雪に埋もれていました。

山形新幹線の終着駅・新庄に到着

新庄駅に着くと、目の前に新幹線つばさが停車していました。

「かっこいい! 乗りたい!」

しかし、仙台近郊区間内の奥羽本線では、特急券を別買いしても大回り乗車で乗ることができません。残念!

長いホームを抱える新庄駅ですが、エキナカに売店は一つもありません。これまた残念!

新庄から奥羽本線を南へ

第3走者は山形行きの普通列車。

白いスプレーをかけたように、雪が車体に貼りついています。

2両編成のローカル列車ですが、地元客だけでなく大きなスーツケースを抱えた外国人が大勢乗り込んできました。

沿線の温泉地やスキー場の客が多いのだそうです。

羽前千歳駅で仙山線に乗り換え

奥羽本線と仙山線の接続駅、羽前千歳に到着。

このまま奥羽本線を南下して、山形、米沢、福島まで行きたいところですが、夕刻までに仙台空港へ戻らないといけないので、仙山線に乗り換えて仙台へ向かいます。

南半分のコースはまたの機会にお預けです。

羽前千歳駅の南側で、山形新幹線が走る標準軌の線路と仙山線の狭軌の線路がクロスしています。

大回り乗車中に無人駅の羽前千歳で乗り換えできるの?

羽前千歳駅は無人駅で、改札口と呼べるものがありません。

通常、無人駅では列車を降りる時に運賃を精算します。

そのため、大回り乗車の途中だと主張しても、きっぷを回収されてしまうので、後続の列車に乗り換えることができません。

しかし、羽前千歳駅では乗換えの必要があるため、降りるときに乗り換えであることを告げればきっぷを回収されることはありません。

もし回収されそうになったり、きっぷの金額がおかしいと言われたら、旅程表を見せて大回り乗車中であること説明してください。

乗換えで降りた羽前千歳駅で駅の外へ行ってもいいの?

乗り換えのためにホームに降りたのであれば、駅の外に出るのはルール違反です。

しかし、それをチェックする駅係員がいないので、結局は利用者のモラルに任せるしかありません。

仙山線で北仙台へ

仙台行きの快速列車。

山寺駅も雪の中。

蝉の鳴く季節に来たことがありますが、雪景色も見事です。

仙山線の車内も閑散としている。

峠を越えて仙台が近づいてくると、ウソみたいに雪が消えました。

地下鉄南北線と接続する北仙台駅を今回の大回り旅のゴールにしました。

地下鉄北仙台駅の地上入口まで65メートル。

仙山線・北仙台駅は、小ぢんまりとした瀟洒な駅舎でした。

冬の仙台大回り乗車の旅・まとめ

筆者が住んでいる大阪では雪がほとんど降らないので、あふれんばかりの雪景色は非日常的で、東北を旅しているという気分が高まりました。こんな素敵な景色を、たったの190円(仙台~北仙台)で見放題なのですから利用しない手はありません。寒さ対策をしっかりして、お弁当持参で宮城、山形、そして福島を旅してみませんか。

寒い冬の旅に持っていきたい保温性抜群の水筒

冒頭でも触れましたが、寒くて体の芯まで冷える季節の旅は、温かい飲み物があれば体が内側から温まって元気になれます。

コンビニや自動販売機でホットドリンクを買えますが、極寒の北国ではすぐにコールドになってしまうのが残念ですね。

ちなみに、筆者は▼の水筒を愛用しています。仙台にも持参しました。

コンビニで買ったホットコーヒーをこの水筒に移しておけば、4~5時間は温かく飲むことができます。

サーモス 水筒 真空断熱ケータイマグ 【ワンタッチオープンタイプ】 350ml クリームホワイト JNR-350 CRW

サーモス 水筒 真空断熱ケータイマグ 【ワンタッチオープンタイプ】 350ml クリームホワイト JNR-350 CRW

他社の水筒も持ってますが、サーモスが一番長く保温できるので手放せません(個人の感想です)。

豪雪の車窓を眺めながら飲むホットコーヒーは格別ですよ。

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