接続駅名 日豊本線・延岡駅 ←→ 南阿蘇鉄道・高森駅
おすすめ度 ★★(おすすめ!)

※管理人注: このページは、かつてあった 高千穂鉄道・高千穂駅〜南阿蘇鉄道・高森駅 の乗り継ぎ情報を含みます。

利用しやすさ 1日に2往復しかないため、前後の行程の調整を要する。
地図 高森駅付近> Mapionの地図を開く

接続交通手段

時刻表

・路線バス(宮崎交通、九州産業交通・共同運行)
延岡駅前〜高森中央、所要:約2時間10分、運賃:\2,550

【九州産業交通株式会社ホームページ】
http://www.kyusanko.co.jp/

【宮崎交通グループホームページ】
http://www.miyakoh.co.jp/

訪問日 2004年8月13日(高千穂バスセンターから高森中央まで乗車)

・・・臼杵1240発−(特急にちりん9号)→延岡1404着/1410発−(高千穂鉄道・815)→高千穂駅1543着−(徒歩)→高千穂バスセンター1605着/1636発−(九州産交バス・たかちほ号)→高森中央1740着−(徒歩)→高森駅1750発−(南阿蘇鉄道・20)→立野1816着/1824発−(豊肥本線)→熊本1918着・・・

乗車記 ※以下は 高千穂鉄道・高千穂駅〜南阿蘇鉄道・高森駅 の乗り継ぎ情報です。
このルートは、高千穂鉄道と南阿蘇鉄道という2つの盲腸線をつなぐ典型的な乗り継ぎパターンであり、かねてから実踏してみたいと思っていた。本当ならば10年以上も前にこの乗り継ぎを実行するチャンスがあった。宮崎行きのドリームにちりんで早朝、延岡に降り立ち、高千穂鉄道に乗り継いで高千穂から高森へ向かうというプランだった。しかしその日は未明から雨で、なおかつ眠くて列車を降りる気になれず、そのまま宮崎まで行ってしまったのだった。

2004年8月13日。八幡浜から船で臼杵にやって来た私は、特急にちりん9号で延岡へ向かった。臼杵を10分遅れで発車したものの、延岡には2分遅れの14時6分に到着した。次の高千穂行きは14時10分発なので、「間にあわないのでは?」とヒヤヒヤしたが、意外と余裕で切符を買って列車に乗り込むことが出来た。ここから五ヶ瀬川の流れに沿って九州山地へとさかのぼっていく。沿線の渓谷美は素晴らしく、すっかり気に入ってしまった。

高千穂バスセンター
90分の乗車ののち、神話の里として名高い高千穂に到着した。高千穂峡の絶景を見てみたかったが、今回はあいにく観光する時間はない。高森行きのバスに乗り継ぐため、高千穂バスセンターまで歩いていく。高千穂駅から高千穂町役場へ向かう急な坂道を下っていくと、7分ほどで写真の高千穂バスセンターに到着します。待合室に入ると、有人の窓口と自動券売機があった。次の高森経由・熊本行きのバスは指定席制ではないので事前に切符を購入する必要はないが、両替のため自動券売機で1,280円分のチケットを購入した。

ちなみに周辺には食堂や土産物店が4〜5軒あるのでちょっとした時間つぶしはできます。

熊本駅前行きのバスが、定刻よりわずかに2分ほど遅れて到着した。バスに乗り込むと20名位の乗客がいたが、それでも空席が目立っている。高千穂から高森へは、国道325号線を使うのが最短ルートだが、バスは三角形の二辺をたどるように、国道218号線で五ヶ瀬町に入り、宮崎県と熊本県の県境を越えると進路を変えて、国道265号線で蘇陽町役場前を経由して高森に向かう。

高森中央バス停
トンネルをいくつか抜けると、山に囲まれた景色が一変して平地が見えてきた。阿蘇の外周の盆地が視界いっぱいに広がった。高森町の市街地に入り、高森駅の前を通り過ぎてすぐに高森中央のバス停に到着した。定刻よりも4分早い、17時40分だった。というより、高森中央バス停ではトイレ休憩の時間をとっているようなので、発車時刻が17時44分ということなのだろう。

直前に駅前を通過したので、高森中央バス停から迷うことなく高森駅へ行くことが出来た。距離は300mくらいで、小走りで3分ほどだった。次の南阿蘇鉄道の列車は5分後の17時50分発車である。事前の予想ではこの列車には間に合わないだろうと思っていたので、その次の18時48分発に乗るつもりだったのだが、あっさり間に合ってしまった。うれしい誤算だった。

余談ですが、この高千穂〜高森間のバスのルートやバス停の位置は過去に何度か変わっている。以前は高森中央ではなく高森町役場前が高森駅の最寄りバス停だった。バス会社の都合によるものなのかわからないが、利用する側にとっては情報が一定せず、わかりにくくなってしまっている。高森駅前には十分なバスの転回スペースがあるというのに、なぜ、駅を経由してくれないのだろうか?旅行者にとっては駅ほどわかりやすいランドマークはないのだが。(個人的な愚痴です)。

くまがわ鉄道・湯前駅〜日豊本線・佐土原駅
日南線・志布志駅〜日豊本線・都城駅

投稿情報 【投稿日】 2004/10/7 
★情報提供: Makoto 様
※以下は 高千穂鉄道・高千穂駅〜南阿蘇鉄道・高森駅 の乗り継ぎ情報です。
2004年9月30日の「富士」で東京を立ち、翌10月1日の09:52頃、数分遅れで大分に到着しました。10:07分発のにちりんシーガイア5号に乗り換え、12:04に延岡に着きました。すぐに高千穂鉄道の乗り場へ向かい、12:11発のトロッコ列車に乗車しました。この列車は13:41に高千穂に着きます。途中景色の良いところでは、停車しての観光案内があり、車内ではパンフレットを配布してくれました。
 
高森に向かうには、16時台の特急バスもありましたが、14:40発の波帰行きのバスがあることがわかりました。窓口で聞くと、途中の馬見原で、高森行きのバス(産交バス)に乗り換えることができると教えてくれました。ただ、この日はダイヤ改正が行われた日であるため、馬見原からのバスの時刻は不明とのことでした。ただ、乗り継ぎに失敗しても、例の特急バスは馬見原を通るので、高森には何とか行けそうな気配でした。
 
そこで、小一時間ほど高千穂峡を観光し、波帰行きのバスに乗り込みました。運賃は860円。定刻15:24に馬見原に到着しました。そこには、宮崎交通と産交のバス停が、4mほど離れて立っているのですが、バス停の名前が微妙に違っていました。確か、馬見原と馬見原中央だったような気がします。
 
産交のバス停にある時刻表は、長年の風雨にさらされたせいか時刻が見えません。幸い問い合わせの電話番号が記載してあったので、電話をかけると、次は15:41発とのこと。16分の待ち合わせです。一日4往復程度なので、かなりツイてます。ただ、バス停は道路の片側にしかなく、どうも高森は逆方向のようです。不安な心持で待っていると、バスがすぐ近くの交差点を曲がって姿を現しましたが、案の定反対側です。すぐに手を挙げると止まってくれました。乗客は私一人です。バスは国道をあまり走らず、狭い県道を走ることが多かったです。同じ高森行きでも路線は2系統あるらしいです。運賃は940円で、合計1800円です。乗り換えをする分、少し高くつきますが、日本の原風景を味わえる路線でした。運転手さんのガイド付きで、1時間があっという間です。

バスは16:40分に高森に到着しました。南阿蘇鉄道の次の列車は17:50なので、10分で接続する肥後大津行きのバスを薦められましたが、一時間ほど高森駅で過ごしてから立野経由で熊本に向かいました。19時過ぎには熊本にたどり着きました。

以上、長くなりましたが、報告記です。仕事で熊本行く際に、急に計画を変更したので、事前の調査が不十分でした。急遽乗り込んだ「富士」の車中でパソコンを広げ、インターネットでバスの路線や時間を調べましたが、ダイヤ改正があったので、確信が持てないままの現地入りとなりました。余談ですが、「富士」はがらがらに空いてしました。帰りの「のぞみ」最終が、終始ほぼ満席であったことを考えると、あまりにも対照的でした。

【投稿日】 2012/9/4
★情報提供: パー線ファン 様
※以下は 南阿蘇鉄道・高森駅〜 日豊本線・延岡駅 の乗り継ぎ情報です。

高森駅から高千穂を経由して、廃線になった高千穂鉄道を横に見て延岡まで行くルートです。
高森中央 11:00 ⇒(産交バス)⇒ 12:09 高千穂BC 14:15 ⇒(宮崎交通バス)⇒ 15:45 延岡

高千穂観光で2時間程度の時間をとってあります。高千穂から延岡までいく宮崎交通バスは旧道経由とバイパス経由があります。旧道経由の場合は高千穂鉄道の横をずっと通ります。利用客は高千穂まで25人ぐらい。延岡まではたった3人でした。

高千穂鉄道の廃線により沿線地域(特に日之影町)にはかなりの打撃になってしまっているかもしれません。高千穂や日之影温泉にバスで訪問してほしいものです。
データ

【高千穂鉄道】
1989年に国鉄・高千穂線を引き継いだ第三セクター鉄道である。延岡〜高千穂間、50.0kmを約80分で結ぶ。高森線と接続して宮崎〜熊本連絡線となるはずであったが、未成線のまま現在の姿となっている。日本一高い鉄橋として有名な高千穂鉄橋(水面から105m)をはじめ、車窓風景は秀逸である。

【追記】 2006/1/19
高千穂鉄道は2005年9月の台風14号による鉄橋流失等の甚大な被災のため全線運休となっていましたが、2005年12月の取締役会で復旧断念、経営断念が正式に決定されました。延岡〜高森中央は路線バスで接続可能です。

【南阿蘇鉄道】
1986年に国鉄・高森線を引き継いだ第三セクター鉄道である。立野〜高森間、17.7kmを30分で結ぶミニ路線で、沿線に目立った観光地もないことから経営状況は厳しい。日本一長い駅名(南阿蘇水の生まれる里白水高原、現在は2番目)を付けたり、観光の目玉としてトロッコ列車を運行するなど話題づくりに努めている。

駅周辺の様子 【高千穂駅】
高千穂駅のそばには食堂や土産物の店があります。鉄道利用客向けというよりはドライブインのようなお店でした。高千穂駅から高千穂バスセンターまでは下り坂を約500m、徒歩7分。逆は長い上り坂になりますので10分以上かかると思います。なお、高千穂駅〜高千穂バスセンター間には1時間に1〜2本のバスが運行されています。

【高森駅】
高森駅から高森中央バス停までは約300m、徒歩4分。駅舎内に売店があります。

その他の情報
(観光情報)
【高千穂町ホームページ】
高千穂峡をはじめとする観光案内のページがあります。
http://www.town-takachiho.jp/

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