旅のお値段

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旅のお値段 【 実行編 】

2002年 5月1日。いよいよ出発の朝。荷物は前夜のうちに愛用のリュックに積めこんで置いたので準備は万全。そして財布の中身を確認。出発時点では\22,000入っていました。6万円用意する予定でしたが銀行へ行く時間が無かったのです。途中で銀行に寄ることにして自宅を出ました。

ここからは道中で私がどういう消費行動に走ったかという足跡を検証します。

 

【1】 5月1日(関空〜函館、大沼公園など)

新大阪916−(特急はるか13号)<車内で朝食>→関西空港1002/1110−(ANA421便)→函館空港1250−(空港バス)→函館駅<昼食>1405−(2843D)→森1553/1610−(北斗14号)→大沼公園1628−<大沼周辺をサイクリング>−1803−(スーパー北斗16号)→函館1824<夕食>

所持金 \22,000
預金引出(函館にて) \20,000
特急はるか(新大阪〜関西空港・自由席) \2,480
缶コーヒー \120
空港バス(函館空港〜函館駅) \300
*1)三色丼 \1,575
*2)道内時刻表 \500
いかめし(森駅) \470
*3)貸自転車(大沼公園) \1,500
ロッテリア・チーズバーガーセット \388
パン \100
コーヒー \130
発泡酒 \145
おつまみ \100
おにぎり \130
支出小計 \7,938
残高 \34,062

*1)函館空港から函館駅に到着早々、朝市市場の食堂で三色丼(うに、いくら、かに)を賞味いたしました。至福のうまさに感激!でも、それ相応の出費は痛かった。

*2)函館駅のキオスクで購入。北海道内の旅行の必需品ですね。これさえあれば全国板の分厚い時刻表を持ち歩かずに済みます。

*3)大沼公園で途中下車し、大沼のほとりを散歩しようかと思っていたら駅前に貸自転車があったのでこれを利用した。時間無制限、ママチャリタイプの自転車で料金は\1,500。マウンテンバイクだと\500増しの\2,000になります。1時間半ほどで大沼を一周できました。

<第一日を振り返って>

函館で三色丼を食べてから完全に財布の紐がゆるんでしまった。滅多なことで旅先で浮かれることはないのですが、「早く北海の海の幸を味わいたい!」と気が急いていました。でも、やっぱり本場モノは違いました。「美味しいものは美味しい場所で」ということでこの日以降、財布の紐は緩みっぱなしとなるのですが、それが後に手痛いしっぺ返しを食うことになるのでした。

 

【2】 5月2日(静内、襟裳岬、幸福駅など)

函館2330−(快速ミッドナイト)→苫小牧525/550−(2221D)→静内727/1001−(2225D)→様似1124/1135−(JRバス)→えりも岬1232<岬周辺を散策・昼食>1457−(JRバス)→広尾1556/1609−(十勝バス)→幸福1732/1832−(十勝バス)→帯広1920着

所持金(前日からの繰越し) \34,062
かしわそば(静内駅) \400
JRバス(様似〜襟裳岬) \1,300
*1)焼魚定食(襟裳岬) \1,300
缶コーヒー \120
JRバス(襟裳岬〜広尾) \1,510
十勝バス(広尾〜幸福) \1,330
*2)キーホルダー \400
*2)幸福駅入場券・5枚 \1,100
十勝バス(幸福〜帯広) \590
*3)豚丼 \1,100
ビール \230
スナック菓子 \150
支出小計 \9,530
残高 \24,532

*1)襟裳岬で2時間の足止めの間に岬の食堂で昼食をとった。注文した焼魚定食はほっけの開き丸一匹分だったのでボリューム満点。ビールを頼みたくなったが散財を抑えるためぐっと堪えた。

*2)好事摩多し!幸福駅前の土産物屋で愛国→幸福間の乗車券のレプリカ(一枚\220)とキーホルダーを購入。話しのタネになればと思い5枚も買ってしまった。

*3)豚丼が帯広名物だとは知らなかった。お詫びかねがね夕食として帯広駅のコンビニで豚丼の弁当を購入。即席で加熱できるというすぐれものでした。味もグッド!

<第二日を振り返って>

静内駅で二時間の足止め、襟裳岬でも二時間の足止めとなり、時間を持て余しましたがなんとか我慢して余計な出費はせずに済みました。ところが当初予定していなかった幸福駅に立ち寄って土産物を買ってしまい、節約もチャラになりました。この日の模様はこちらのページをご覧下さい。

 

【3】 5月3日(ちほく高原鉄道、網走、北浜など)

帯広621−(2541D)→池田650/657−(711D)<車内で朝食>→北見958/1019−(4621D)→網走1120<市内観光・昼食>1328−(4731D)→北浜1346/1450−(4735D)→釧路1830/1842−(スーパーおおぞら12号)<車内で夕食>→帯広2012着。

所持金(前日からの繰越し) \24,532
コーヒー(帯広駅近くのコンビニ) \130
サンドイッチ \220
菓子パン \88
ちほく高原鉄道・乗車券 \3,410
*1)バス(網走駅前〜刑務所前) \160
*2)ランチバイキング(網走ビール館) \882
*3)カフェオレ(北浜駅「停車場」) \400
かきべん(釧路駅) \900
缶ビール \230
カップコーヒー \108
スナック菓子 \60
スナック菓子 \118
お茶 \80
支出小計 \6,786
残高 \17,746

*1)網走には二つの刑務所がある。一つは実際に運用されている本物の刑務所。もう一つは網走湖近くに移築されたかつての刑務所で、こちらが観光客向けです。私は前者の駅から近いほうの刑務所を訪れました。バスで5分ほどでしたので、帰路は駅までぶらぶらと15分位歩いて戻った。

*2)北海道では行く先々で地ビールを見かけたが、網走にもやはりありました。ANAのクーポン券が使えるので立ち寄ったのですが、もともと割安なのにさらに10%OFFしてもらった。そのくせビールは飲まなかった!節約のためと、昼間から飲むと車内で寝てしまうので。

*3)オホーツク海を望む駅舎の中にある喫茶店として有名な、北浜駅の「停車場」に立ち寄りました。列車から降りたのは私一人だけでしたが、車で訪れる方が多くて小さな店内は盛況でした。

<第三日を振り返って>

とにかく距離を稼いだ一日でした。ちほく高原鉄道ではほとんど居眠りしてしまったので、また改めて乗車したいと思います。

 

【4】 5月4日(宗谷本線、稚内など)

帯広656−(2428D)→富良野941/1004−(728D)→旭川1110/1114−(快速なよろ1号)→名寄1232/1244−(4329D)→稚内1638着

所持金(前日からの繰越し) \17,746
コーヒー(帯広駅近くのコンビニ) \130
菓子パン \110
北の味・きのこごはん(名寄駅) \900
お茶 \100
*1)宿泊代(稚内) \5,250
*2)寿司(カードで支払) カ)\3,360
支出小計 \6,490
残高 \11,256

*1)宿泊代を支払った時点で手持ちの現金が\11,000しか残っていないことに気づいた。うっかりしていたことに、連休中は銀行でお金を下ろすことができないということを忘れていたのです。イチかバチか、稚内駅近くの銀行のATMで私の某都市銀行のキャッシュカードを入れてみましたが、取り扱いを拒否されました。

*2)ひとたび贅沢を味わうと、元の貧乏に戻れなくなってしまうようです。現金がないならカードがあるさ!ということで、クレジットカードが使える寿司屋を見つけて海の幸を堪能しました。

<第四日を振り返って>

この日も距離を稼いだ一日でした。塩狩峠を超えて北へ進むにつれて、寒さで足元が堪えられないくらい冷えてきたので持参してきたタオルやシャツをひざ掛けにしてしのぎました。稚内駅に降り立つと寒風が吹き荒れていて、ノシャップ岬へ足を延ばすのをあきらめたほどです。寒さと肉体的な疲労に追い討ちをかけるように、フトコロの中も寂しくなってきました。連休中は銀行のATMも使えなくなるという初歩的なことを忘れていたのです。無人契約機でキャッシングしようかと真剣に考えました。が、節約すればギリギリ大阪まで帰れることがわかったので思いとどまりました。とりあえず、翌日留萌で宿泊する予定だったのをキャンセルして、クレジットカードで支払ができる旭川の宿に変更しました。

 

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