接続駅名 山陰本線・松江駅 ←→ 境線・境港駅
おすすめ度 ★★★(超おすすめ!)
利用しやすさ 乗り換えなしで便利です。
地図 境港駅付近>Mapionの地図を開く

接続交通手段

時刻表
・路線バス(一畑バス)
松江しんじ湖温泉駅〜JR松江駅〜境港駅。所要約55分、運賃\1,000。

http://www.ichibata.co.jp/

・路線バス(美保関コミュニティバス)
【追記】 2014/11/2
美保関町は2005年3月に松江市と合併。美保関町民バスはコミュニティバスに名称変更し存続している。渡船は廃止されたが、バス乗降場として宇井渡船場の名称は残っている。

美保関ターミナル〜宇井渡船場。所要時間14分、運賃\200。

http://www.web-sanin.co.jp/local/mihonoseki/index.htm

・渡船(境水道渡船)
宇井渡船場〜境港渡船場。所要時間2分、運賃\200。
【追記】 2007/10/8
境水道渡船は2007年3月末をもって休航(事実上の廃止)となりました。

・路線バス(はまるーぷバス)
堀田石油前(境港渡船場のすぐ近く)〜境港駅。所要時間4分、運賃\100。

・徒歩
境港渡船場から境港駅までは徒歩15分ほどです。途中、「ゲゲゲの鬼太郎」でおなじみの妖怪たちのオブジェが並んでいる「水木しげるロード」がありますので、それらを楽しみながら歩いていけます。

【境港市観光協会ホームページ】
境水道渡船と境港市内循環バス(はまるーぷバス)の時刻表があります。

http://www.sakaiminato.net/

訪問日

2003年12月29日(松江駅から美保関ターミナル、宇井渡船場、境港渡船場経由で境港駅まで乗車)

電鉄出雲市647発−(一畑電鉄)→松江しんじ湖温泉743着−(徒歩)→松江城805着/小泉八雲記念館前823発−(一畑バス・松江ウォーカー左まわり)→松江駅843着/920発−(一畑バス)→美保関ターミナル900着/1010発−(美保関町民バス)→宇井渡船場1024着/1030発−(境水道渡船)→境港渡船場1033着−(徒歩)<水木しげるロード>→境港1100着/1118発−(1648D)→米子1201着・・・

乗車記 2003年12月29日早朝、松江城を散歩した後、バスで松江駅までやって来た。松江城内にいる時にポツポツ降り始めた雨が本降りになってきた。これからバスと渡船を乗り継いで境線の境港駅へ向かおうとしているのだが、寒さと雨のせいで、なんだか面倒くさく思えてきた。といいつつも、せっかく組み立てたプランを捨てる気にもなれず、駅前のコンビニでビニール傘を買ってから、美保関ターミナル行きの一畑バスに乗り込んだ。

松江市の市街地から国道431号線で島根大学のそばを通って、中海のほとりに出た。中海は宍道湖と違って、湖の中に島がある。そのせいか、湖というより海の入り江を思わせるような景観で、宍道湖とは趣が異なる。ちなみに、湖の面積は中海が全国の天然湖の第5位、宍道湖は第6位なのだそうな。松江市から美保関町に入るとすぐに、終点の美保関ターミナルに到着した。一畑バスと美保関町民バスが出入りするバスターミナルで、有人の窓口ときれいな待合所があった。

わずか10分の待ち合わせで、美保関行きの町民バスは発車した。バスは再び中海の湖岸に沿って東へと走っていく。やがて、対岸に工場や住宅が密集しているのが見えてきた。鳥取県の境港市の町並みで、非常に活気が感じられる。山がちな美保関側ののどかさと好対照を成している。対岸との間が川のように狭くなってきたら、それが中海と日本海をつなぐ境水道である。この境水道は結構長さがあり、バスもしばらく境水道に沿って走り続けた。隠岐島行きのフェリーの港がある、七類へ向かう国道485号線と分岐してすぐのところに宇井渡船場はあった。トタンを貼り合わせた様な簡素な建物の待合所があるだけだったが、客待ちのタクシーが一台停まっていた。

境水道渡船・第2たかお
写真は(有)境水道渡船の第2たかお。見ての通り、本当に小さな漁船のような船で、よく揺れた。「まあ、船はこれくらい揺れたほうが船らしい」などとのんきなことを言えるのは、乗船時間がわずか2〜3分だからである。船からは境水道をまたぐ境水道大橋のアーチがきれいに見えた。

境港市側に到着し、いよいよゴールの境港駅に近づいてきた。ここから境港駅までは公営の「はまるーぷバス」を利用する方法もあるのだが、雨も上がったし、距離も近いので歩くことにした。なお、「はまるーぷバス」を利用する場合は、渡船場から西へ50mほどのところにある「堀田石油前」バス停が最寄りです。渡船場のそばにあるコスモ石油のスタンドではありませんので間違いの無いように。

境水道の岸壁に係留されている船を見ながら歩いていくのも楽しいですが、南へ2つほど辻を下がったところに、今や全国的な知名度となった「水木しげるロード」があります。妖怪をモチーフにしたオブジェが並ぶ、ユニークな通りです。観光客の姿も多く、便乗して妖怪グッズ(?)を扱う土産物店もありました。そんな、一風変わった雰囲気を楽しみながら歩いていたら、あっという間に境港駅にたどり着いていました。松江駅から1時間40分かかりましたが、いろいろ乗り継いだりした割には意外と短時間で行けるものだという実感です。特にお急ぎでなければ、利用してみて面白いルートだと思います。おすすめです!

投稿情報 【投稿日】 2004/12/5
★情報提供: ひろ 様
境港駅〜松江駅の直行バス。 運賃1100円で、約50分の所要です。 ただし、この直行便は季節によってダイヤ、便数が変わるようなので、 利用する場合は、事前調査は必須です。 境港からは、米子空港経由で米子駅へ戻るバスも出ています。
【投稿日】 2007/10/7
★情報提供: すっぴー 様
境港-宇井間の渡船は今年3月いっぱいで廃止され境港大橋経由のバスが新設されました。宇井渡船場発境港駅経由で済生会病院行きです。船着場から駅まで歩かなくても良くなりましたが渡船の廃止は残念です。
【投稿日】 2010/3/11
★情報提供: aki 様

松江〜境港をバスで移動しました。隠岐汽船連絡バスです。

乗り継ぎミニ情報のひろさんのいう路線バスとは違うようです。運賃は900円。所要時間は40分。ほぼノンストップで途中中学にだけ停まります。隠岐汽船の利用者しか乗れないということはありません。運転手だけが乗り、乗る前に人数をカウントし、降りるときに運賃を払います。松江駅を出ると、ひたすら国道を走り、境港を目指します。

途中から中海?ぞいを走り、とても眺めがいいです。道路の両側に海が迫っているところもあり、境港手前では境水道大橋渡ります。私が乗ったときはあいにく雨でしたが、天気がよければかなりいい景色だと思います。観光路線としても利用できそうな気も。乗れないということはありませんが、窓側に座りたければ、20分ぐらい前からならんだほうがいいでしょう。座席はリクライニングです。

本数が少ないのが難点で基本1日1本しかありません。松江発1220境港発1325です。季節によって多少時間も変わるので、あらかじめ確認してください。フェリーの運航にあわせているので、荒天でフェリーが運休すると運転しません。乗り場は松江駅が北口8番乗り場。駅を出て左手です。境港駅が駅前。本数がないので厳しいですが、松江や境港の観光とあわせて利用してください。

【投稿日】 2014/10/27
★情報提供: 川跡 様

乗車してはいないのですが、いったん利用不可になっていた松江〜境港の乗り継ぎが復活、しかもより便利になっています。松江駅(一部松江しんじ湖温泉駅)から境港駅まで、約40分、1日8.5往復走っており、非常に便利です。
データ

【境線】
米子〜境港間17.9kmを約42分で結ぶ。17.9kmの間に14の駅があり、駅間距離が平均1〜1.5kmと短いのが特徴的である。「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターが描かれたイラスト列車も有名です。

駅周辺の様子 【境港駅】
駅に隣接している大きなモニュメントのようなビルは「みなとさかい交流館」という建物で、隠岐汽船の乗り場も兼ねています。境港駅の駅舎は灯台を模したユニークなものなのですが、交流館の陰に埋もれてしまっているのが惜しいところです。
その他の情報
(観光情報)
【水木しげる記念館】
「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、水木しげる氏の作品にまつわる展示品があります。
http://www.sakaiminato.net/mizuki/