接続駅名 七尾線・七尾駅 ←→ 氷見線・氷見駅
おすすめ度 ★★★(超おすすめ!)
利用しやすさ 土日祝日は七尾バス、加越能バス共に減便されるため、平日の利用が便利です。
地図 脇バス停付近> Mapionの地図を開く

接続交通手段

時刻表
七尾バス(七尾〜脇):
所要40分、運賃:\750
運行会社が北鉄能登バスに代わっています。
北陸鉄道株式会社: http://www.hokutetsu.co.jp/

加越能バス(脇〜氷見駅口):
所要30分、運賃:\760

加越能鉄道株式会社: http://www.kaetsunou.co.jp/
平日と土日祝日で便数、時刻が大幅に変わるため要注意。

訪問日 2002年10月13日(七尾駅から脇乗換え、氷見駅口まで乗車)

鵜飼718発−(130D)→七尾946着/1030発−(七尾バス)→脇1107着/1200発−(加越能バス)→氷見駅口1229着−(徒歩)→氷見1235着/1316発−(536D)→高岡1344着・・・

乗車記

早朝、のと鉄道・鵜飼駅を発って七尾まで戻ってきた。ここからバスを乗り継いで氷見線・氷見駅へ向かう。途中の脇というところまで七尾バスに乗車し、そこで加越能バスに乗り換えて氷見駅口まで行くプランである。ただ、脇で1時間近い待ち時間が避けられなかった。おそらく何も無いところだろうと思ったので七尾駅で駅弁とお茶を仕入れてからバスに乗り込んだ。

10時30分七尾駅を出発。七尾の市街地を抜けるとすぐ山越えに入った。トンネルをいくつか抜けて山をくだると目の前に富山湾の青い海が広がった。そのころには乗客は私一人だけになっていた。進行方向左手には陽光に輝く海が離れることなく続いている。凪いでいたせいか波が静かで湖のように見える。バスは国道160号線をひた走る。この道は富山・高岡と能登を結ぶ幹線道路であり、途中、大型の観光バスと何台も行き違った。石川県から県境をまたいで富山県に入るとすぐ「終点、脇です」というテープのアナウンスが流れた。

脇バス停
バスから降りると周囲には案の定何もない。いや、商店が一軒あったが営業しているのかいないのか・・・ちょっと中を覗く気にはなれなかった。飲み物とタバコの自動販売機があったことだけご報告しておく。

国道を渡って浜辺に降りた。日差しを避ける場所がなかったが、テトラポットに腰掛けて弁当を開いた。道路のほうを振り返ると、先ほどのバスの運転手さんもバスを降りて軒下の日陰で休憩している。「ピーヒョロー・・・」という鳥の鳴き声と穏やかな波音を聞きながら飯をほおばる。冷たいお茶でのどを潤したらとても満たされた気分になった。

七尾バスは空席のまま七尾へ引き返して行った。飯を食べ終わったがまだ時間がある。国道沿いに神社が見えたので歩いて行った。「須久那彦名神社」というなんだか立派な名前の神社だったが社は小さかった。しかし、木立に囲まれた空間は趣があっていい雰囲気を醸し出していた。

バス停まで戻ると加越能バスが道路脇に停まっていた。発車時刻まで余裕があるのでこちらの運転手さんも車内で休憩されていた。再び浜に降りて海を眺めているうちに発車時刻が近づいてきた。バスに乗り込んで氷見へ向かう。相変わらず海沿いの国道160号線を走りつづける。氷見に近づくにつれて徐々に乗客が増えてきた。160号線から離れて氷見市街に入ると通りの両側に商店・アーケードが連なり、一昔前の繁華街の活気を感じた。

氷見駅口バス停
市役所前、市立図書館を過ぎて繁華街を抜けた辺りに氷見駅口のバス停があった。バスを降りて「氷見駅口」交差点を左折し、まっすぐ歩いて行くと正面に氷見駅が見えてきた。12時35分氷見駅到着。

氷見駅から氷見駅口バス停へ行く場合は駅前の通りをまっすぐ歩いていき、「氷見駅口」の交差点を右へ折れたところにバス停があります。約300m、徒歩4分です。停留所の標柱が立っているだけで待合室もベンチもコンビニもありませんので、待ち時間が長くならないようにしたいものです。(写真は脇方面行きのバス停です)

七尾から2時間かかったが、素晴らしい景色のおかげで退屈せずにすんだ。氷見線というと雨晴海岸の景色が有名ですが、ごく短時間で走り去ってしまうのが惜しいですね(途中下車すれば済むことですけど・・・)。氷見線と路線バスを乗り継いで、引き続き爽快な車窓風景を楽しまれてはいかがでしょうか。

万葉線・越ノ潟駅〜富山ライトレール・岩瀬浜駅
城端線・福光駅〜北陸本線・森本駅
城端線・城端駅〜長良川鉄道・北濃駅

投稿情報 【投稿日】 2010/7/10
★情報提供: MGK 様

脇バス停の乗り換えですが、確かに何もないバス停でしたね。「海辺の何もないバス停で一人バスを待つ」というシチュエーションに憧れていましたが、いざやってみると5分で飽きてしまいました…。しかも突然の雷雨でバス停前の商店に駆け込み、缶コーヒーを買い店の中で飲んでました。
北鉄能登バス→加越能バスと乗り換えてみると、加越能バスの古さが際立ちました。白川郷から乗って来た加越能バスも床は板張りのクラシックタイプ、その上エンジンやミッションからガタガタいやな音がする、ということもあり経営状態が気になってしまいました。

【投稿日】 2011/1/11
★情報提供:Roshanak 様
貴殿のサイトにある情報を基に1月9日(日)に七尾駅から氷見駅迄をバスで移動しました。
料金は七尾駅→脇が750円、脇→氷見駅口が380円でした。
冬、しかも日本海側ではかなりの積雪があった為、どよんとした富山湾を見ながらの移動はあまり楽しいものではありませんでしたが、このルートは盲腸線の乗り潰しには大変助かりました。

【投稿日】 2012/12/26
★情報提供: 宮山 彩野 様

既に紹介されている情報を元に、2012年7月10日(火)に実際に使ってみました。
七尾駅1415→脇1454/1500→氷見駅口1531です。脇までが\750、氷見駅口までが\380でした。脇での乗り継ぎは6分と非常に良いのですが、氷見駅発の氷見線が1536で乗り継ぎがわずか5分。バス停から駅まで徒歩4分とあったのですが、間に合わず1時間以上時間を潰す羽目になりました。バスからの景色は好天も相まってなかなか良かったです。
【投稿日】 2014/8/19
★情報提供: 野沢菜 様

2014年7月下旬の平日、JR七尾線七尾駅からJR北陸本線高岡駅へ路線バスを乗り継ぎました。
このルートは、石川・富山県境の脇で北鉄能登バスと加越能バスを乗り継ぎ、七尾駅とJR氷見線の終点氷見駅をつなぐルートとして知られています。

この日は七尾線で七尾に到着後、脇行きまで時間があったので、七尾駅前を13時30分に出る北鉄能登バスの崎山循環線に乗車。七尾市東部の崎山半島の海岸沿いを時計回りに進み、国道160号上で脇行きが通る百海(どうみ)まで先行しました。百海には14時23分着。運賃390円。

崎山循環線は、崎山半島西側を通って七尾駅前〜上湯川間を結んでいた崎山線と、半島東側を通って七尾駅前〜大野木間を結んでいた百海線を統合して、今年4月に誕生した路線です。循環路線化で、七尾駅前〜百海間を海沿いに大回りできるようになりました。能登の山海の眺めを楽しめます。大回りしても運賃は最短距離で計算されます。(ローカルな話しですいません。地図を見ながら読んでください)

百海からは七尾駅前始発の14時34分発脇行きに乗り、富山湾沿いを走って富山県に入り、14時54分脇に到着。運賃490円。6分間で接続する15時発加越能バスの高岡駅前行きに乗り継ぎました。バスは国道160号を走って高岡へむかいます。氷見市街にある氷見駅口で降りるとJR氷見線氷見駅へ行けますが、高岡へ乗り進みました。脇から高岡まで約1時間。運賃は格安の510円でした。天気が良く、海の眺めを楽しめる乗り継ぎでした。おすすめです。
データ 【七尾線】
津幡〜和倉温泉間59.5kmを結ぶ直流電化の地方交通線。もとは輪島までが七尾線を称していたが、1991年に津幡〜和倉温泉間が電化開業した際に和倉温泉から輪島までの区間がのと鉄道に移管された。普通列車は金沢から直通運転されており、大阪、名古屋、越後湯沢から和倉温泉まで特急列車も乗り入れており、地方ローカル線にしては異例ともいえる華やかさである。末端の七尾〜和倉温泉間にはのと鉄道の列車も乗り入れている。

【氷見線】
高岡〜氷見間16.5kmを約30分で結ぶ。1時間に1往復程度、1日18.5往復の運行がある。距離の短い路線であるものの、氷見寄りは風光明媚な雨晴海岸に沿って走り、高岡寄りは臨港工業地域の中を通り貨物線が並行、分岐している。

駅周辺の様子 【七尾駅】
駅舎内にキオスク、そば屋あり。駅弁の販売有り。駅前にショッピングセンター、コンビニ有り。

【氷見駅】
駅舎内にキオスクと観光案内所が有った。駅前に入浴施設有り(夜12時まで営業)。市の中心部に商店街があるものの駅からは距離が離れています。駅の案内所でもらったパンフレットによると氷見は寒ぶりで有名だそうです。旨い魚にありつきたい方は冬に泊まりで訪れてみるのも良さそうです。

その他の情報
(観光情報)
【氷見市観光ポータルサイト・きときとひみどっとこむ】
http://www.kitokitohimi.com/

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