接続駅名 JR日光駅/東武日光駅 ←→ わたらせ渓谷鉄道・間藤駅
おすすめ度 ★★★(超おすすめ!)
利用しやすさ バスは1日6便しかありませんが、盲腸線短絡に大変有効です。但し、観光シーズンは渋滞による遅延の考慮が必要。
地図 間藤駅付近> Mapionの地図を開く

接続交通手段

時刻表

・路線バス(日光市営バス)
2009年10月1日改正>JR日光駅〜間藤駅、1日4便から6便になりました。所要44分。運賃\1,100

【日光市公式ホームページ】
トップページ→くらしのガイド→生活環境→市営バス・公共交通→足尾地域→足尾JR日光駅線
http://www.city.nikko.lg.jp

【わたらせ渓谷鉄道株式会社】
わたらせ渓谷鉄道の時刻表があります。
http://www.watetsu.com/

訪問日 2009年9月20日(東武日光駅から間藤駅まで乗車)

伊勢崎610発−(東武伊勢崎線)→太田635着/642発−(東武桐生線)→東小泉650着/703発−(東武小泉線)→西小泉707着/714発−(東武小泉線)→館林734着/741発−(東武佐野線)→葛生819着/824発−(東武佐野線)→佐野841着/850発−(両毛線437M)→栃木906着/926発−(東武日光線)→東武日光1018着/1122発−(日光市営バス)→間藤1157着【渋滞のため1315着】/1358発−(わたらせ渓谷鉄道)→桐生1527着−(徒歩)→西桐生1546発−(上毛電気鉄道)→中央前橋1638着−(徒歩)→前橋1749発−(両毛線462M)→高崎1803着

乗車記 日光駅と間藤駅をつなぐこのルートは投稿で教えていただいた情報で、いつか実踏したいと思っていました。そして、間藤といえば故・宮脇俊三先生の「時刻表2万キロ」で国鉄全線完乗を達成した駅であり、読者にとっては聖地とも言える場所だけに訪問を楽しみにしておりました。宮脇先生の足跡と同じく桐生から間藤へと向かいたかったのですが、スケジュールがうまく組めず、日光から間藤へ入る形になってしまったのは残念ですが、とにかくその場所へ行けるというだけで期待が高まります。

2009年9月・シルバーウィーク5連休の2日目。栃木駅で両毛線から東武日光線に乗り換えて、10:18東武日光駅に到着。駅を出ると真正面に東武バスのターミナルがあり、たくさんの観光客が並んでいる。さて、足尾行の日光市営バスはどこから出るのだろうかとバス停の標柱を確認して回ったがそれらしい表示がどこにもない。おかしいなーと思いながらもしつこく見回したがやっぱり無い。困ったな。どうしようか…。

バスはJR日光駅始発なのでそちらに行ってみることに。JR日光駅前の通りをはさんだ向かい側に足尾行のバス停を見つけた。やれやれである。バスの発車時刻は11:21。あと40分ほどあるが今から店を探してゆっくり食事をしている時間はない。再び東武日光駅に戻って弁当を買おうか思案する。いろいろ美味しそうな駅弁が並んでいるけれど、どれも千円前後のお値段。空腹をちょっと満たしたいというニーズには合っていない。東照宮へ向かう通り沿いに「サンクス」の看板が見えたのでコンビニおにぎり2個とペットボトルのお茶を買った。しめて325円也。それにしても東照宮へ向かう道は大渋滞である。バスの遅れは覚悟しなければならないだろう。

日光市営バスの足尾行きバス停
JR日光駅へ戻る途中、東武日光駅前のはずれにある日産レンタカーの前に足尾行バス停を発見。さっき通ったはずなのに全く気づかなかった。すでに3人ほどバスを待っておられたので私もここでバスを待つことにした。定刻の11時22分になったがバスは来ない。遅れることは覚悟していたのでしばらく待つことに。

10分経過…。ちょっと心配になってきた。タイトなスケジュールを組んでしまった都合上、間藤12:45発の列車に接続ができなければこの後の予定を組み替えなければならない。かばんから時刻表を取り出して今夜の宿泊地である高崎までの乗り継ぎを再検索する。

20分経過…。向かいのバス停に足尾からのバスが到着。これが折り返し足尾行となるのだろうけど、運転手の交代などでさらに遅れたりしないのだろうか?と心配したが、JR日光駅前でUターンしてすぐやってきた。運転手さんはご苦労なことである。

日光市営バスは小型だが新しくてきれいだった。とにかくバスに乗り込んでとりあえずホッとしたが、足尾へ向かうには東照宮前を通るしかない。席に座って5分ほどでおにぎりを2個とも食べてしまったが、バスは東武日光駅前の交差点からちっとも進んでいない。結局、東照宮の入り口にあたる神橋の交差点まで50分を要した。歩いても20分ほどの距離なのに…。

神橋を過ぎると途端に流れが良くなった。空は快晴。私の気分もようやく晴れてきた。間藤駅にはトータル80分遅れの13:15到着。バス停は駅舎のすぐそばだった。乗る予定だった12:45発の次の列車、13:59発まで40分待ち。大きなタイムロスを被ったが、この後の予定をなんとかリカバリーできそうなことがわかりひと安心。のんびりと間藤駅の撮影を楽しんだ。

教訓!⇒観光シーズンの休日は渋滞でバスが遅延するので、できれば平日かシーズンオフの利用が望ましい。それが無理なら渋滞が解消しているであろう夕方近くのバスを利用するのがよさそうです。

間藤駅の待合室には、ここが「時刻表2万キロ」の終着駅であるという張り紙が本文のコピーとともに窓ガラスにテープで貼ってあった。なんとも簡便な展示で少々がっかりした。だからといって立派な額に飾ったり、あるいは仮に「宮脇俊三記念館」のような設備をつくったとしても、宮脇先生の控えめな性格からするときっと恐縮して困惑されるに違いない。「まぁ、これはこれでいいのかもしれないなぁ」と勝手な想像をして納得した。

間藤駅・終端部


写真はわたらせ渓谷鉄道・間藤駅の終端部。かつてはこの先の足尾本山まで貨物線が延びていたそうだが、草むらの中にすっかり埋もれた車止めと同様にその気配を失っている。

わたらせ渓谷鉄道・桐生駅〜上毛電気鉄道・西桐生駅
上毛電気鉄道・中央前橋駅〜両毛線・前橋駅
真岡鉄道・茂木駅〜東北本線・宇都宮駅

投稿情報 【投稿日】 2004/9/23
★情報提供: gyoubukyou 様

間藤駅前から足尾町営バス(現・日光市営バス)が1日4本出ており、JTB時刻表にも載ってます。私が乗った清滝止まりのバスには東武バスが接続していて、東照宮も途中のバス停からいけます。料金790円、時間も20分ほどで手ごろです(間藤〜清滝間)。バスはマイクロバスでお客ものべ5人で全区間利用は私だけでした。日光はJR、東武それぞれのバス停に止まりますよ。
【投稿日】 2006/1/12
★情報提供: 関東の駅百選の駅員 様
わたらせ渓谷鉄道の旅を楽しんだあと、このサイトに載っていた情報を参照に、間藤から日光行きのバスに乗ったときの出来事です。終点のJR日光駅に着いて運賃表を確認したら、「¥1100」と表示されていたので財布を開けてみたら、なんと小銭と千円札を掻き集めても¥1070しかない!素直に運転手さんにその旨を申告し、「駅で万札を両替してきますので…」と言ったら、その運転手さんは「いいよいいよ、また(足尾に)来てね。」と言ってくれるではありませんか!私は本当に申し訳ない気持ちで¥1070を支払い、深々と頭を下げてバスを見送りました。冬の寒い日光で何か温かみを感じたと同時に、バスの旅には千円札は必須だと反省しました。
【投稿日】 2006/8/2
★情報提供: gyoubukyou 様
790円という運賃は、間藤駅前〜清滝の運賃だったと思いますので、間藤駅前〜日光駅の運賃は1,100円が正しいかと思います。私の場合、間藤駅前から清滝どまりバスの乗車で、清滝からは東武バス接続でした。
【投稿日】 2008/8/18
★情報提供: ベー 様
日光→間藤の日光市営バスは良かったです。東武日光のバス停が分かりにくく、本当に来るのかどうか不安にさせられるのは難点ですが、間藤の駅にバスが着いて直ぐに列車が到着したのは感動的でした。朝、日光を出るバスはお勧めです。ゴルフ場などのチャーターバスが、直ぐ近くのバス停(?)に多数発着するので「まさかこのどれかが足尾行きのバスなのでは……」と不安になりますが、行き先表示をちゃんと見ていれば問題ありません。間藤のバス停も本当に駅前だし、JR・東武の終端駅からわたらせの終端駅への乗り継ぎなので是非活用すべきと思います
データ 【わたらせ渓谷鉄道】
国鉄足尾線を継承した第三セクターの鉄道会社。桐生〜間藤を結ぶ、延長44.1km、17駅、平均所要時間約1時間25分。
周辺の様子 【東武日光駅】
売店が2軒あり、それぞれ異なる駅弁を販売している。駅周辺はみやげ物店や飲食店が多数ある。駅から日光東照宮までは約2.5km。

【間藤駅】
無人駅。駅向かいに広大な精錬所があります。周辺に商店は一切無し。缶飲料の自動販売機あり。駅舎の窓に「間藤駅観光センター」という文字が貼ってあったが観光客向けの案内所というわけではなく、駅舎を陶芸教室として利用しているようです。

その他の情報
(観光情報)
【日光東照宮】
徳川家康公をまつる神社。平成11年に世界文化遺産に登録されています。
http://www.toshogu.jp/

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