接続駅名 津軽海峡線・津軽今別駅 ←→ 津軽線・津軽二股駅
おすすめ度 (気が向けばどうぞ)
利用しやすさ 乗り継ぎ自体は容易だが、津軽今別駅に停車する列車本数が1日2往復しかないのが一番の難点である。
地図 津軽今別駅付近> http://www.mapion.co.jp/m/41.1408058333333_140.519067222222_7/

接続交通手段

時刻表
・徒歩
両駅間は徒歩2〜3分。

訪問日 2003年8月12日(津軽今別駅から津軽二股駅まで踏破)

大湊718発−(JRバス)→フェリー前(脇野沢港)823着/920発−(下北汽船)→蟹田港1020着−(徒歩)→蟹田1144発−(スーパー白鳥1号)→津軽今別1157着/津軽二股1219発−(331D)→三厩1235着/1245発−(三厩村営バス)→竜飛漁港1310着−(徒歩・階段国道)→竜飛灯台1402発−(三厩村営バス)→三厩1439着/1549発−(340D)→青森1715着/1726発−(664M)→浪岡1753着/1755発−(弘南バス)→黒石1825着/1850発−(弘南鉄道)→弘前1919着

乗車記

津軽今別駅の駅名票
この乗り継ぎルートの紹介は、ちょっとした悪ふざけです(笑)。知らない人のために説明しておくと、津軽海峡線の津軽今別駅と津軽線の津軽二股駅は、駅名こそ違いますが場所的には同じところにあります。JR線同士ではありますが、津軽今別はJR北海道、津軽二股はJR東日本の駅なのです。・・・ということを念頭に置いて、続きをお読みください・・・。

早朝、大湊を発って、脇野沢からフェリーで蟹田までやって来た。お盆休みのせいか、駅の周辺には旅行客らしい格好をした人たちが大勢たむろしている。「写真撮ってもらえますか?」と、二人連れの女の子に頼まれた。カメラを向けると、両手を横に広げて「カニばさみポーズ」。そっか〜、蟹田だもんね。シャッターを押しながら笑ってしまいました。

今日はJR線の乗車距離が短いので、青春18きっぷは温存して普通乗車券を買うことにしていた。蟹田から津軽今別までの切符を買おうと自動券売機の前に立ったのだが、運賃の掲示板には津軽今別の駅名がない。「そりゃそうか。津軽今別はJR北海道だもんな」と“一人ボケ”してしまった。窓口で「津軽今別まで」と言うと、「えっ、津軽今別ですか?」と驚かれてしまった。2つ隣の駅なのに、そんなに驚かなくても・・・と思ったが、それほど利用客が少ないということなのだろう。

青春18きっぷの<ご案内>にも書いてあるのでご存知の方も多いと思いますが、蟹田〜木古内間の区間に限り、普通乗車券だけで特急の普通車自由席に乗車できるという特例がある。ということで、350円の乗車券だけで特急スーパー白鳥1号に乗車させていただく。蟹田駅の狭くて長いホーム上には、どこからこんなに集まってきたのかと不思議に思うくらい大勢の人たちが列車を待っていた。でも、そのうちの大半はスーパー白鳥の前に到着した青森行きの普通列車に乗り込んだ。やがて、函館行きのスーパー白鳥が華麗に(?)ホームに滑り込んできた。増結しているものの、デッキまで人があふれている。1駅しか乗車しない私は気楽なものだが、函館まで行く方は気の毒である。

特急列車の乗り心地を楽しむ間もなく、13分で津軽今別駅に到着。「ここで降りるのは私くらいのものだろう」とちょっと得意気にホームに降り立つと、「ウソ〜!?」と思うくらいぞろぞろ下車してくるではないか!しかも、ここから列車に乗り込む人も結構いた。ま、これはお盆の珍事なのでしょう。列車を見送り、津軽今別駅のホーム周辺を撮影しながら人の波が引くのを待った。下車した人たちは、駅前への唯一の連絡通路である階段を下りて、迎えの車で三々五々散っていった。

奥津軽駅(仮称)の看板
私も階段を下りて津軽線の踏切を渡って駅前へ。まず目に入るのは、ロータリー奥に掲げられた大看板で、そこには「新幹線 奥津軽駅(仮称)決定!!」と書いてある。いったい、何十年先に実現するのだろうか?
道の駅・いまべつ
津軽今別駅も津軽二股駅も無人駅だが、ありがたいことに、ホームに隣接して道の駅・いまべつ「半島ぷらざアスクル」があります。

ホームへの出入り口もあり、そこには待合室風にベンチが配置されていましたが、切符の販売や回収の代行まではしていないようです。軽食コーナーもあって、ちょうどお昼時だったので何か食べようか迷ったが、列車の時間が迫っているので我慢した。

踏切の警報機の音が聞こえてきたので津軽二股のホームに上がる。ここにも十数人の待ち客がいた。やってきた三厩行き・2両編成のディーゼルカーも、慣れない盛況ぶりに驚いていたに違いない。

三厩からの帰路、津軽線の車窓から海峡線の高架を眺めながら、津軽二股から中小国にいたる区間はなぜ津軽海峡線に吸収されなかったのだろうかと疑問に思った。津軽二股と中小国の間には大平という駅があるが、この駅からも海峡線の高架橋がそう遠くない距離に見える。合理性から言えば中小国〜津軽二股間を廃止して津軽今別から津軽線が分岐するようにしても良かったのではないか、と思うのである。とはいうものの、私が津軽線で最も好きなのは、その津軽二股と中小国の間の山越え区間であるのだが。

大湊線・大湊駅〜津軽線・蟹田駅
奥羽本線・浪岡駅〜弘南鉄道・黒石駅

データ 【津軽線】
青森〜三厩間、55.8kmを結ぶ地方交通線。津軽海峡線の一部という方がふさわしい青森〜中小国間は、特急白鳥をはじめ、本州〜北海道を連絡する夜行列車と貨物列車が往来する重要な幹線である。しかし、地元の交通という意味では、普通列車は青森〜蟹田間で1日7往復、蟹田〜三厩間で5往復が運転されているに過ぎない。
駅周辺の様子 【津軽二股駅・津軽今別駅】
道の駅・いまべつ」の「半島ぷらざアスクル」がある。同名のオフィス用品のネット通販会社・ASKUL とは、言うまでもなく無関係です(笑)。
その他の情報
(観光情報)

【今別町商工会】
今別町の観光案内と特産品の紹介。
http://www.aomoricolony.com/~imabetsu/

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